ぽちタマのお兄さんを呼び止めて~2005年09月28日 23時09分57秒

置いてかれちゃった
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実家の犬、ギャオス。
ちょっとポメラニアン似の色。
元野良の雑種。


ギャオスを連れた姉が、犬の散歩仲間と公園でおしゃべりをしていると、テレビの「ぽちタマ」スタッフだというお兄さんが「面白い芸ができるわんちゃんとか、変な癖のあるわんちゃんはいませんか?」と聞いてきたそうだ。

みんな、顔見知りのわんちゃんたちを思い浮かべるのだが、特別な芸ができるわんちゃんとなると思いつかない。
スタッフのお兄さんは、また次の公園へ、芸のできる犬を求めて去っていったという。

あら~、残念ね。
特別な芸をする犬がおねえさまの足許にいたのに。

それは、長電話センサー犬ギャオスである。
ただし、このセンサーは、一定の条件下でないと作動しない。
父とギャオスが二人だけで留守番をしているときだけなのだ。

父は机に向かって作業。
ギャオスはいつも通り昼寝。
そこに私が電話をかけ、父としばらく話をする。
15分ほどしゃべっていると、受話器の向こうから「おおーん。あおーん」と父を呼ぶギャオスの声が聞こえてくるのだ。

普段は「ぎゃおんぎゃおんうががが」と吠えまくっているくせに、そのときの「あおーん」は妙にぶりっこの甘え声だ。
「ほかの人とおしゃべりしてはだめー。もう15分もしゃべったでしょ。今度はギャオスと遊んでよー」と言っているようである。
すると父は、話の途中であっても「ああ大変だ。ギャオスが寂しがっている。かわいそうに。じゃあね」とあわてて電話を切ってしまう。
長電話センサーに自動切断装置がついているようなものだ。

父と私だけしか「あおーん」を聞けないわけだが、特別な芸であることは間違いないと思う。
ま、テレビ番組が喜ぶような芸でないことも、間違いないけど。