アドルフに告ぐ2006年04月17日 23時52分10秒

久しぶりに、「アドルフに告ぐ」を読みかえしたくなったが、うちの本棚のどこにも見あたらない。
テロテアさんのおうちから借りればいいや、と思って聞いてみた。
テロテアママ(=らんちう絵師)は、「私も読みたいんだけど、ないよ~」と言う。

人生で一番、数多く買っている本といえば、「アドルフに告ぐ」だろうな。
買う→貸す→戻ってこない→買う→あげる→買う→貸す→戻ってこない・・・と延々と続いてきた。
それを、テロテア家とばるタン家の両方で繰り返してきたのだ。

何度買って、何度貸して、何度帰ってこなくてもかまわないから、読んでほしい本だと思ってきた。
最近、その「読んでほしい」という思いが、日に日に切羽詰まってきた。
切実に読んでほしい、というか、もうお願いだから読んでほしい、という雰囲気になっているのであります。

手塚治虫「アドルフに告ぐ」
神戸に住むユダヤ人、パン屋のアドルフ少年、ドイツ人の父と日本人の母を持つアドルフ少年は大の仲良し。そしてアドルフ・ヒットラー。
3人のアドルフの人生を描くと同時に、教育や自由な生活が戦争によってどう追いつめられていったかがよくわかるのです。

また、買ってこないと。
老眼が進んでいるので、文庫本は読めない。
大きな本でなくちゃね。