8月13日のおろおろ ― 2006年08月13日 11時42分39秒
米軍のヘリが沖縄国際大学の校舎に衝突した日から、丸2年経ちます。
あの時、私はすずめのアパートに一人でいて、汗をふきふき機織りをしていました。
ラジオはいつも通り、FMおきなわでした。
「番組の途中ですがニュースをお伝えします。沖縄国際大学のグランドに、普天間基地所属のヘリコプターが不時着しました」
これが最初の報道だったのです。
夏休み中の大学のグランドに、どれほどの学生さんたちがいるのか私にはよくわかりません。
もし、運動部が練習をしていたのであれば、上空から近づくヘリに、みんなが四方八方に逃げて行っただろう、そして、不時着したあとは、おそるおそる近づいて写メールなんかしているのかもしれない、とぼんやり考えていました。
しばらく音楽が続きましたが、また中断しました。
「番組の途中ですがニュースをお伝えします。沖縄国際大学に、普天間基地所属のヘリコプターが墜落、炎上しました」
思わず機から立ち上がり、ラジオのそばにしゃがんでしまいました。
「どうしようどうしよう・・・」
とりあえず、テロテアママと、夫がらモンにメールしてみました。
がらモンはその日は内地にいて、「それは大変だね」みたいな返事がすぐ来たのですが、「大変なんてもんじゃないよー」と非常にむかっ腹が立ちました。いったいどういう返事が来たら、腹が立たなかったのかよくわかりませんけど。
というわけで、すずめにいてもおろおろするだけなので、機織りをやめて家に戻ってしまったというのが、私の2年前の今日でした。
2年経った今日は、クラブで「たんすにジュゴン」を売るというまったく想像もしていなかった展開になっていて、おろおろの質が全然違うとはいえ、やっぱりおろおろしているのです・・・。
コメント
_ Jitoh ― 2006年08月13日 17時22分17秒
_ ばるタン ― 2006年08月15日 00時03分29秒
たんすにジュゴン作りは、頭をまったく使わないので、全然大変じゃありませんのです。
クラブは、親に連れられた小さな子供たちも多く、そのため昨日はきっちり分煙されていて、非常にファミリーな雰囲気でしたよ~。
_ pyo ― 2006年08月15日 14時28分28秒
我が家の場合、私の職場から普天間基地はすぐそば。
主人はたまたま基地の傍を通って中部から南部の現場に移動したとこ。
まずはお互いが事故に巻き込まれてないか確認して、安堵しました。
その前にカデナ基地でオーバーランしたって事故があって
その時も主人は現場近くにいたんです。(500mと離れてなかったらしい)
米軍の事件・事故の報道のとき、まず身内の無事を確認しちゃいますねー、やっぱり。
_ みんと ― 2006年08月15日 22時02分18秒
「沖国大に、ヘリ墜落」ってカキコ読んで、えらいこっちゃ!とTVつけても、な〜んにも言ってない。ニュース速報のテロップも出ない。はて?
結局晩のニュースで、ちょろっと報道されただけだったんだよね。
これが政府の圧力ってやつかい?と、ガクゼンとした。
そしてその後の米軍の、占領軍むき出しのやり方にキーッ!となって、現在に至る。
あ〜〜っ、煮えて来たーっ!
_ ばるタン ― 2006年08月16日 00時16分47秒
第一報が「不時着」だったのが、今でも不思議な気がしています。
無事を確認するために、携帯メールは便利だな、と思いました。
大学生たちも、メールしまくっていたことでしょうね。
ラジオに飽きてお気に入りのCDを聴いたりもするのですが、ニュースの時間になると、あわててラジオに切り替えたりします。たいしたニュースがないと、ほっとします。
>みんとさん
視察に来た町村外務大臣(?)が、「パイロットの操縦がうまかった」と言ったのには、頭から湯気がぴーと出ました。現場を見てその感想か?とつくづく情けなかったです。
今でも、猫丸さんのところにリンクされている事故写真を見るとわなわなします。
沖縄国際大学ヘリ墜落事故写真
http://d.hatena.ne.jp/porque/
たんすにジュゴンの準備、とても大変だったろうと思いますが、きっちり片付けられて流石です!
しかしクラブデビューなんてすごいです^^; 気をつけていってらっしゃいませ~