本日の作業2006年09月08日 23時55分54秒

ひも通しの山

今日の作業はひも通しです。

ひも通しに情熱を燃やしてくれる友達がいるのですが、残念ながらご近所ではありません。
しかたないので、ワタクシがタンタンと作業をしております。

右上の本は、荻原浩「僕たちの戦争」です。
ドラマになるそうなので、予習しました。

タイムスリップで、現代の若造と戦争中の若者が入れ替わってしまいます。
二人のそれぞれの状況が、交互に書かれた小説でした。

元の時代に戻れるの? 戻れないの? どーなるの?
と思いながらたどりついたラストシーン。

「え~っ! そう来たか!」ぱちくり(まばたき)

ドラマではどうするのかな??


この小説では、人間魚雷 回天が出てきました。
回天のことを書いた小説に、横山秀夫「出口のない海」があります。

横山秀夫と言えば、「半落ち」などの人生模様たっぷりのミステリーが有名です。
だから、「出口のない海」も、詩的な題名のミステリーなのね~と思って手にとってしまったら大間違い。
あれを読んだおかげで、閉所恐怖症になりました。

「出口のない海」は映画になりました。
すいません。見に行かない(行けない)です。

コメント

_ 桃太郎 ― 2006年09月09日 06時29分04秒

戦争の映画はねー ちょっとねー
悲惨なのわかってるからね
NHKの連ドラでも戦争の時期になるとはやく終戦になって
と切に願うもの。

_ kijimuna ― 2006年09月09日 09時26分42秒

回天ていうのですね、初めて知りました・・・。(ちょっと調べてみた)
半落ち・・・面白いと聞いていたのですが、読んでません。
出口のない海って確かに映画になってますが、あれって戦争物だったのですか?
なんだかこのごろ、特攻を扱った戦争物がみょーに多く作られてる気がしませんか????

_ ばるタン ― 2006年09月09日 11時38分21秒

>桃太郎さん

そうそう!
「まだ昭和19年? さっさと20年の8月15日にならんかい!」と思いながら見ます。
憲兵が出てきて「お前は非国民だ」とか言うと、ぎょえ~!!となります。

この「僕たちの戦争」に、すごい一行がありました。

現代からその時代に行った青年が、空襲で焼け野原になった東京を見たとき。
「これでまだ戦争を続けるつもりなのだから、あきれる。この時代の日本を動かしていた連中には、終わったら困る理由がいろいろあるのだろう」

数人の連中のために、東京大空襲のあとに何十万人も死んだわけでして。



>kijimunaさん

回天を知らない人も多いのね、と気がついて、記事に「人間魚雷」とつけ加えました。

「出口のない海」はすごい本でした。
特攻という作戦が、どんなに恐ろしく残酷なものか、よくわかりました。
どんな細かい資料より、本質をわからせる力が小説にあったりしますよね。
そんな本です。

そのほかの横山秀夫さんの本は、生活感たっぷりのおっさんがうじゃうじゃ出てくるのよ~。

特攻を扱った戦争物? あとは何かな?

_ kijimuna ― 2006年09月09日 23時22分35秒

某都知事の作ったやつとか~。あと紙屋悦子の生涯とかは特攻じゃないかもしれないけど、戦争物なんだはず!
とにかく夏から秋にかけて日本映画で何気に戦争物がとても多い気がしてます。それも「父と暮らせば」とかとは違って、特攻に行く人と見送る人のはなし・・・みたいな。

_ kijimuna ― 2006年09月09日 23時27分12秒

↑今調べてみたら、紙屋悦子は父と暮らせばを撮った監督でした。戦争3部作だそうです。
どういう視点で戦争を映画にするかってことがとっても大事ですよね。
ほとんど知らないで書いてますが、某都知事の作ったのはどんなのか想像できますね。見たくないです・・・。

_ ばるタン ― 2006年09月10日 00時45分15秒

>kijimunaさん

「どういう視点で」というのが大事だということは確かにそうですが、それだけではないからリンダ困っちゃう。
映画や小説やマンガなどには必ず名作力作駄作金返せなどがありますからね。
世間様はどうあれ、自分はこう見た・・とか。
玉石いろいろかじってみようよー。

トラックバック