Bくんのおかげなのだ2006年12月13日 23時08分52秒

生ゴミや、残飯や、使わないうちに古くなってしまった食材を、燃えるゴミの日に出すのは胸が痛いです。
しかも、ずっしり重くなって、ゴミ袋を持つ手も痛い。

食材を無駄にしたくない!と思うのですが、これがなかなかうまくいきませんよね。
気がつけば、冷蔵庫の野菜室の奥には、しなびたキャベツや乾燥した長ネギや半分とろけたキュウリが・・・。
ああ・・・・がっくり。


でも、ワタシの場合、あるきっかけで、食材を捨てる量がかなり減りました。
それは、生ゴミ処理機を導入したことです。

生ゴミ処理機の話は久しぶりですので、軽くご説明いたします。

生ゴミ処理の方法にはいくつかございます。

1 メーカーの機械方式
(電気代がかかったり、チップが必要だったりするらしい)
2 Mくん方式(ミミズのMくんに分解をお願いする:丸々太って非常にかわいいらしい)
3 Gくん方式(ゴキブリのGくんに分解をお願いする:ぴかぴか輝いて非常に美しいらしい)
4 Bくん方式(微生物のBくん:み、見えない・・)

団地住まいで庭のないわが家では、一番簡単かつ設備投資が安いBくん方式で生ゴミ処理をやっています。

土を入れた植木鉢を用意して、生ゴミをスコップで土に混ぜ込む・・・・だけ。
朝晩混ぜると分解が早いです。
生ゴミをきざんで小さくしておくと、混ぜやすいですし分解が早いです。

虫がわかないように、洗濯ネットを被せています。

気温が下がるとBくんの活動が弱くなり、気温が上がると活発になりますので、沖縄には非常に向いている生ゴミ処理方法だと思われます。
土が凍ったり雪におおわれたりする地域では、冬にはまずできないですよね。


というわけで、朝晩植木鉢をマゼマゼして1年半が経過しました。

メリットはいろいろあります。
燃えるゴミの日に寝坊できる・・・とかね。

そのメリットの一つが、「食材の無駄が減った」ことです。

おそらく、自分がマゼマゼするのですから、「マゼマゼするのは少ない方がいい!」と常に意識するようになったのではないでしょうか。

買ってきた食材を、最後まで自分が面倒見るわけですから、スーパーでむやみに買わなくなったような気がします。


でも、若いときに比べて「今日はあれが食べたい」「これが食べたい」と思うことが少なくなっています。
だから、食材の無駄が減った本当の理由は、年取ったことかも・・・。



まあそういうわけで、生ゴミ処理に関して快適な生活を送っているのですが、友達の家に遊びに行ったとき、「ま、負けた・・・」と思わざるを得ませんでした。

「生ゴミを庭に埋めてたら、ほら、勝手に芽が出て来て、こんなに大きな冬瓜がいっぱいできたのよ~。ンブシー(煮物)作ってあげるね~」

庭っていいな・・・。
取れたてホヤホヤの冬瓜ンブシー、ほんとにおいしかったです。