プリンを作ってみましたが・・ ― 2006年12月20日 21時34分15秒
ドラマを見ていたら、毎回毎回プリンやらケーキやら食べる場面があり、斉藤由貴が「うまっ!」と実においしそうに食べていましたた。
なので、私もたまにはプリンを食べようと思ったのです。
スーパーに買いに行くと、プリンは全員がプラスチックの容器に入っておられる。
ま、当然のことでありまして、ぐちゃぐちゃになったプリンを買いたい人はいないでしょう。
でも、落ちているゴミは拾いまくるが、自分の家から出すゴミは極力少なくしたい私といたしましては、プラ容器を極力避けたい気分です。
それに、プラ容器ならすでにずいぶん溜まっております(溜めてるのかい!)。
夕方になると、「ぷり~ん~」という笛を吹きながら、プリン屋さんが自転車で売りに来る。
そしたら小さなお鍋を持って買いに走る。
「プリン屋さん、プリン1丁」
「へいっ。寒くなったね~」
「ほんとね~、だから今晩は湯プリンよ」
妄想はさておき。
NHK「ためしてガッテン」で、おいしいプリンの作り方をやっていました。
スが立たない、なめらかなプリンができるのだそうです。
プリン液を陶器の湯飲みに注いで土鍋に入れ、ちょっとゆでたあと蓋をしておく、というもの。
うちにある湯飲みでできるのはgoodだし、土鍋に全幅の信頼を置いているので、この作り方は期待できますよ。
期待できるものの、実は私と「ためしてガッテンレシピ」は、あまり相性がよくないのです。
鯖の味噌煮は、汁が異様に多くできてしまったし、行列のできる卵焼き屋さんの卵焼きは、がらモンのお弁当に入れたところ、「気持ち悪い」と残されてしまいました。
そういう傷だらけの過去に、ガッテンしていただけましたでしょうか。(ガッテン、ガッテン・・・)
ためしてガッテン「とろーり幸せ!プリン極うま調理術」
レシピを読むと、まず、「砂糖を煮てカラメルソースを作る」とあります。
それだけで気分は萎え萎えですよ。
砂糖に焦げ色をつけるわけですよね。
うまくできるとは思えませんけど何か。
レシピ通り、砂糖を200g量る。
にひゃくだと~???
ありえない多さではありませんか。
1kgの袋の五分の一ですよ。
カラメルソースって、作っていると縮むのか?
とにかくやってみるうち、焦げた匂いがして色が真っ黒くなりましたので火を止めましたが、出来上がりの分量が多い気がします。
味見をしたいけど、すぐになめると舌が焦げます。
プリン液の方は、問題なくすぐにできました。
バニラエッセンスは持っていないので入れません。
液を漉すのも省略です。
コーヒーカップやら湯飲みやら、手近なものを使って完成しました~。
カラメルソースが異様にたっぷり入ったプリンです。
出来たばかりのホットプリンを試食してみて「うげげ」となりました。
カラメルソースが何故かめちゃくちゃクスリ臭い。
砂糖と水だけで、どうしてクスリ臭くなることができるの? 意味不明。
そして非常に苦い。
しかもたっぷり。
「まずっ」
実は、友達のうちに持っていって、みんなで食べようと思っていたのです。
すぐさま却下いたしました。
プリンたちは全員、冷蔵庫行きです。
毎日一つずつ、罰ゲームとして自力で食べなくてはなりません。
確かに、スがたっていない、なめらか~なプリンです。
でも、ひと匙入れた瞬間に、必要以上に入っているまずいカラメルソースが一気に湧き出してきて、すべてがカラメルソース味に統一されてしまうのです。
しかし、あんなにまずかったのに、どういう化学変化があったのでしょうか?
次の日には、なぜかクスリ臭さが消えていました。
「罰ゲーム」カテゴリーではなく、「プリン」カテゴリーに入ってきたような気がしたので、がらモンに食べさせてみました。
「容器が大きすぎる。この半分でいいよ」
たっぷり入るコーヒーカップで作りましたからね。
おおっ、コメントは大きさに関するものだけですよ。
マズイとかクサイとか何の毒か?とかは言われませんでした。
がらモンの出番はそれでおしまい。
あとは、私が毎日おやつに食べました。
ところで、プリンって、作ったその日に食べてはいけないものなのでしょうか?
もう一度、作ってみたらいいのかもしれませんが、別の問題も浮上してきました。
なめらか~なプリンが上手にできたわけですが、どうももの足りないのです。
なめらか一直線だと、口の中にプリンの思い出が残りません。
プリンの醍醐味って、ちょっとスが立っているところにあったのね。
ためしてガッテンの次のテーマが、「上手にスが立ったプリンの簡単調理術」だったらいいな~。
最近のコメント