赤紙はだめよ2007年04月03日 23時42分26秒

憲法9条メッセージプロジェクトの講演会に行きました。

手品をしながら^^;熱くお話してくださったのは、安齋育郎 立命館大学教授です。

質疑応答で、こんな質問がありました。
「政府は徴兵をやろうとしていますか?」

安齋先生のお答え。
「当然やろうとしています。すでにいろいろとやり方を考えていると思いますが隠しています。決して『徴兵する』というようなことは言いません。今それを言ったら、若者たちが反発しますから」

戦争をやりたい政府だから、そりゃもう徴兵を考えているよね・・・・。げろげろ。

「硫黄島からの手紙」の、赤紙が来た場面を思い出し、白い割烹着アレルギーがますます強くなるではありませんか。



今日は、深夜に録画しておいた「ムーブ2007」というドキュメンタリー番組を見ていました。

長崎の小さな平和資料館で、掃除や受付、雑用をしている19歳のドイツ青年は兵役拒否者。
兵役の代わりに、社会奉仕(外国ならば11ヶ月間)をする義務のため、働いています。

ドイツでは18歳の青年には兵役がありますが、全18歳のうち4割がランダムに選ばれて入隊するのだそうです。
そして、4割のうち半数以上が兵役を拒否するとか。

「どうしてそんなに多くの人が兵役を拒否するの?」という質問に、
「知らない誰かを殺すことはできない」
「EUとしての考え方が主流になって、ドイツ国民という気持ちは薄れている」
と答える彼。

一日の仕事を終えた彼は、地元の若者とサッカーをしていました。

サッカーのお仲間は、「えーっ、ドイツって徴兵があるの?」とビックリしています。
「徴兵って、韓国とか北朝鮮のイメージしかなかった。日本じゃ全然考えられない」


むぐぐ・・。
国民は考えてなくても、政府はバッチリ考えているのだ・・・。

日本が徴兵制を導入するアカツキには、兵役拒否をする道も作られると思いますか?

徴兵制が始まるときは、今までの憲法を手放したときです。
私たちの自由も権利も、極端に制限されることでしょう。


ずいぶん前に、朝日新聞の歌壇に載った短歌を思い出しました。

「徴兵は命かけても阻むべし 母 祖母 おみな牢に満つとも」