しぼられて・・・2007年04月12日 23時51分15秒

今日も、戦闘機の轟音がやかましい沖縄県南部でした。

ちょうどベランダに出ているときに、ものすごい音が近づいてきました。
見上げると、南から北に頭上を通っていきました。

嘉手納基地に着陸するんだろうな・・。
どんなにやかましいことだろう。
赤ちゃんは、ご病気の人は、雷がコワイ犬は、耳が良くて臆病なウサギは、どんな思いを強いられているのでしょうか。


今日、「米軍再編に協力する自治体にはお金をあげますよ」という法案が、与党の強行採決で可決されました。
自治体にお金をあげるというなら、与党議員のポケットマネーにしてもらいたいです。
私の払った税金を、そんな風に使ってほしくないからです。


思い出しても馬鹿らしくて腹立たしいバブルが終わった頃、私は甘い夢を見ていました。

「不景気になれば、思いやり予算に回すお金がなくなって、予算から削られるだろう」と。

まさかのまさか。
思いやり予算はそのままで、お年寄りや障害者の人、病気の人へ回すお金から削るとは考えなかったですよ。(なんて無邪気なんだ、ワタシ)
大企業や銀行にはお金をあげて、教育費を削るとは思いませんでしたよ。(だって普通に考えていたんだもん、ワタシ)


議員さんって、みんなから絞りとって、自分に関連のある企業につぎ込むのがお仕事ですか。
みんなが不幸になっても、自分が濡れ手に粟で儲かればOK、ということでしょうか。

企業にお金を回すために一番効率がいいのが、軍備です。
新しく基地を造るなんて、こんなにおいしい話はめったにありません。


だったら、「儲かりたい」と言ってほしいです。
「沖縄の負担軽減」なんて言わないで。

じゃ、正直に「儲かりたい♪」と言ったら許せるの?

・・・・いや、全然許せませんけど何か。

コメント

_ みんと ― 2007年04月13日 18時02分47秒

じゃあ、ワタシが議員さんになったら、関連企業。。。おお!「すずめ」につぎ込むのだ!
それから「たこ坊主」にもつぎ込むぞ。
。。。ぜんぜん戦争になりそうにないなぁ。

_ KIRICKLAND ― 2007年04月13日 19時17分29秒

オイルショックってどのくらい前でした?
当時NHKの特番で、アメリカほどの軍事力を持つ国がもう一つあると、資源はあと○○年しかもたないというナレーションを聞きました。
なんとも情けない記憶ですが、今やアメリカほどの軍事力を……で間違いなく地球の環境は危ない。
日本(の環境)がどれほどいいところか知りませんが、思い出してください、1945年、この国は「山河破れて 国在り」だったことを。「国」を、もっとはっきり言えば「国体」かな、それを残すためにどれだけ「山河」を犠牲にしたか。
そのときからなにか変わったんでしょうか、この国は?

今日の『笑っていいとも』に小池百合子さんが出ていました。使い方を絵解きした図柄の風呂敷を自慢していましたが(非売品。外国の偉いさんに差し上げるんですって)、環境大臣で内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)で内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)ってずいぶん大風呂敷ですね。

_ ばるタン ― 2007年04月13日 22時08分14秒

>みんとさん

ひー! つぎ込まれても困ります~。
買うものはサラシくらいだし、いっぱい働くのはいやですよ^^;

鉄砲の弾をたこ焼きにしたらどうでしょうか。
「私を撃って~! あーんパクッ! あちちち!」



>KIRICKLANDさん

オイルショックでトイレットペーパーや洗剤の買い占め騒ぎがあったのが、昭和48年の秋だったと思います。
ぽっとんトイレだったら新聞紙とか、沖縄でしたらユウナの葉とかでお尻がふけたのに、その頃にはほとんどが水洗トイレになっていたということですね。

進め一億火の玉になって、自然保護、環境を守る行動をしないといけない時に来ているのに、軍事力に走ろうとする日本。
もう山河を犠牲にする余裕はありませんよね。

テレビをつけたら小池元沖縄担当大臣が出ていたので、お昼ご飯がおなかの中でカビそうになりました。
あわててテレビを消しちゃったのですが、今は大ぶろしき大臣なのですね・・・包んで捨てたい・・・。

_ さめ ― 2007年04月13日 23時23分59秒

でも議員とかNPOとか本来良いことするために仕事をすべき人達が実は設け主義だとものすごく腹が立ちますね。企業が「環境に優しい~」とか言っていてもしょせん企業だから儲け主義なのよねーって思えるけど、環境保護とか福祉の団体が実は裏で・・・ってなると信じていた分怒り倍増!

_ cule ― 2007年04月15日 10時21分54秒

以前、太田県政の批判をする時
「オール・オア・ナッシング」では何も進まない
きれいごとでは何も変わらない、と盛んに言われていた記憶があります・・・

だったら「苦渋の選択」なんて言って欲しくないよ~ダ。万策尽きたような顔をしてきれいごとを言ってるのはどっち?(怒りが再燃しちゃいました・・)
「儲けたい選択」が何よりも優先される今の政治なのでしょうか?

_ ばるタン ― 2007年04月15日 23時53分26秒

>さめさん

政治家と一般ぴーぷるの気持ちがどんどん離れているような気がしてしかたありません。
政治家は、弱いものの立場に立って考えるフリさえしなくなっています。
口先でごまかして、ウソをついても全然平気。
自国の国民相手だけでなく、外交でも・・・恥ずかしいっ!(でも本人達は恥ずかしくなさそう^^;



>culeさん

太田知事の時にやたらと批判された失業率が、稲嶺県政で向上したとは聞きませんね。

「苦渋の選択」といっても、自分が住んでいない地域に負担を押しつけるだけですから、少しも苦渋ではないと思います。
ほんとうに腹が立ちます。
「儲けたい(しかも働かずに)」がこの世で一番正しい道だ、という価値観で政治を動かしている国に、輝かしい未来は来ないと、政治家にも有権者にもわかってもらいたいです。

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