保険料? 保険税? ― 2007年06月30日 22時11分41秒
沖縄に来た当初、それまで私の住んでいた地方と、いろんなことが違うのが非常に面白かったのです。
まず、食堂の手伝いをしましたので、「豆腐を半分買ってきて」と言われてビックリしましたよ。
うひゃー、この食堂、お豆腐1丁も買えないのか?
やばいじゃん、ところで半分だけ売ってくれるのか???
おそるおそる買い物に行くと、巨大な白いものがサラシに包まれて木の枠に入っていて、湯気が出ている・・・。
ええーっ? これが豆腐? この半分を買うの? それはいくらなんでも大きすぎないか? と突然逆の心配をしながら、ますますおそるおそる「は、半分ください」。
渡されたのは、豆腐全体の半分ではありませんでした。ホッ!
でも、「普通の1丁よりずっと大きい! 重い!」と最初から最後までビックリした初めてのおつかいでした。
そのあとは会社に入ったのですが、社員食堂で「そば」を頼むと、「普通のソバ? 黒いソバ?」と聞かれたりしました。
で、私だけが普通の沖縄そばを食べていて、同僚は全員が冷たい蕎麦(=黒いソバ)をすすっている・・・。
私は内心(蕎麦、見るからにおいしくなさそう・・・でも、この人たちおいしいお蕎麦食べたことないだろうな・・・)と思っていましたが、同僚たちも私に対して同じことを思っていたわけです。
同じ物についても微妙に言い方が違うので、今でこそ慣れていますが、最初は違和感がありました。
たとえば。
「国民健康保険税」
おおっっとぉ、「税」ですか。
私の育ったところでは「国民健康保険料」でしたよ。
なんだか、重さが違う気がしませんか。
「税」と言われると、払え払え、絶対払え今すぐ払え、と言われているようです。
最近は、「国民健康保険料(税)」という表現も目にするようになりました。
この健康保険、納めた人の率が高いほど国からの補助金がたくさんもらえて、滞納する人が多くなれば補助金が少なくなるというペナルティーがあるのだそうです。
きちんと払う人は、滞納する人の分まで余計に払いなさいね、ということらしいです。
このシステムについても、沖縄に来てから知りました。
「国民のみなさん、どこに住んでいても等しく健康でいてくださいね」と国から思われているのではなかったのか!とぶっ飛びました。
それでいて、国からの交付金をずーーーーっと間違えて支払っていたのだと言うのです。
算定ソフトにプログラムミスがあったとかで、13年間間違え続けていたらしいです。
気がついたは去年なんだけど、放置しておいたのだそうです。
最初、国は「足りなかった分はもうあげない」と言っていました。
沖縄タイムス6月22日
26日には、「やっぱりお金をあげます」となりました。
沖縄タイムス6月26日
困った国民年金に続いて、困った国民健康保険・・・。
「保険料」であろうと「保険税」であろうと、このビックリは全国共通です。
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