テロテアさんの思い出2007年08月17日 23時55分07秒

ぴぐモンとテロテアさん スーパーの入り口で

ぴぐモンとテロテアさん


テロテアさんの思い出です。


ある日の朝、ぴぐモンと散歩していると、テロテアさんと散歩しているテロテアママと偶然出会った。

一緒に歩きましょうと言うと、もう帰るところだとのこと。

「友達が迎えに来るから出かけるの。急いで帰らなくては」とテロテアママが言っているところに、友達の車が来てしまった。

「テロテアさんを預かっておくから、うちに帰らずに出かけたら?」
「じゃあ、お願い。3時間くらいで迎えにいくね」

テロテアママは車に乗ってどこかに行き、テロテアさんは後を追うこともなく、おとなしくしていた。
ぴぐモンはお散歩の途中だったので、テロテアさんと二匹仲良く並んでしばらく歩いた。

うちへのエレベーターも、廊下も、テロテアさんは機嫌良く元気だった。

ところが、玄関に二匹を入れたとたん、テロテアさんが焦りだした。
どうやら、ここでやっと「おかあさんがいない」と気がついたようなのだ。

テロテアさんは、ぽっちゃりしたお手手で私をガシガシした。
「ねえねえ、おかあさんはどこですか?」ガシガシ。
「おかあさんに会いたいですよー」ガシガシガシ。
「おかあさんを出してくださーい」ガシガシガシガシ。
い、痛い・・・。


車にあわてて乗り込んだので、あのときテロテアさんに何も説明しなかったのがいけなかった・・・。

機嫌良くしていたからテロテアママがいなくても平気なんだと思ったけど、いないのに気がつかなかっただけだった・・・。
散歩の間ずーっと気づかなかったのね。


テロテアさん、ニブ過ぎ。
なんていじらしいの。
おばちゃんが抱っこしてあげる。

「おかあさんじゃなくちゃ、いやです」
ああ、そうですか。

「おかあさん、ここから来ると思うのでここにいます」
玄関のドアにぴったり体を貼りつけるようにふせをして、テロテアママが来るまでずっと動かなかった。



テロテアさんも初盆ですね、というコメントがありましたが、テロテアさん、お盆なんかわからないと思うのですよ。
なあんにもわかんないんですよ。
それで充分なのでした。