本「沖縄戦の絵」2007年10月29日 23時59分07秒

ぴぐモンとニャオス 距離が縮まってきました

緊張感を保ちつつ、距離は縮まってきているぴぐモンとニャオスです。




戦後60年にあわせて、NHK沖縄放送局が沖縄戦の絵を募集していました。

夕方のローカルニュースで紹介されるたびに、「写真やフィルムの映像も大事だけど、絵の持つ力は格別だなあ」と思って見ていました。

その絵がまとめられて、「沖縄戦の絵 地上戦 命の記録」という本になっています。

私は出版されてすぐに買ったのですが、困ったことに、いつ読めばいいのかわかりません。

寝ころんで読むわけにはいかないし、
トイレに持っていくなんてできないし、
正座してじっくり読むには内容がきつい。


時々開いて、数ページ読んで、また閉じる・・・というのを1年以上やっております。


岩国基地所属の米兵4人による暴行事件のニュースが流れた日、開いたページには「少女の死」という見出しがついていました。

それは、沖縄戦から数年後の絵です。
米兵から逃げようとして崖から落ちた少女を描いた絵でした。
占領下、米兵の性犯罪を取り締まるものは何もなかったのです。


このたびの暴行事件の報に接して、まず「殺されなくてよかった」と思ってしまい、そういう自分が正しいとは思えず、私のココロは奇妙な堂々巡りをやっていました。