ゴーヤーの日2008年05月09日 11時02分30秒

給食メニュー

昨日は、5月8日ゴーヤーの日でした。

那覇市の小中学生たちは、ゴーヤーチャンプルーの給食を食べていた模様。
それに、あわごはんとか麦ごはんとか、ヘルシーなものを食べているではありませんか。
うらやましいです。

私が子供だった時は給食といえばパンでしたが、そのパンも6年間でいろいろ変わりました。
最初は小ぶりの食パン4枚、普通サイズの食パン2枚、大きなコッペパン1つと変化していき、小学生最後の頃は、甘い小さなコッペパン2つだったりして、ご飯だかおやつだかよくわからないのがうれしかった記憶があります。

沖縄の離島で育った友達の話です。
「給食はパンとミルクだけ。おかずは自分で持っていくんだけど、持っていけないときは学校前のお店でホリデーマーガリンを買うの。おばさんが大きなマーガリンを切り売りしていて、新聞紙に包んでくれる。食べるときには、マーガリンに新聞の字が裏返しに写っているの。今思えば汚いよね。その頃は全然平気だったけど」

その時代の常識も、ほかの時代の非常識になってしまうんですね。


先日、こんな事件を知りました。
昭和25年、朝鮮戦争が激しかった時に、小倉で米軍基地から160人の米兵が脱走し、近隣の住宅で略奪や暴行などがあったというのです。
厳重な報道管制が行われたのだそうですが、松本清張が「黒地の絵」という短編でその事件を取り上げているとのこと。

さっそく読んでみました。
すると、事件の大変さにも驚きましたが、その時代の女性が置かれている立場があまりにも弱いことに愕然としました。
テーマとまったく関係ない表現の一つ一つにひっかかってしまうのです。
この時代に書かれた小説は、ほとんどがまだまだ女性の地位の低さを前提にしていると思います。

女性たちが60年かかって、少しずつ、少しずつ獲得したものの大切さをあらためて感じました。