大丈夫で大丈夫?2008年07月03日 15時22分21秒

朝のニャオス

ニャオスのお気に入りの場所は、お隣との国境地帯。
午前中はほとんどここで寝ています。
お隣から、時々漂ってくるアメリカ洗剤の匂いが好きなのか・・・?



レジ係でお客様と接していると、家で縫ったり染めたりしているだけではわからない、世間様というものが見えてきたりします。

バイト先の洋服屋では会員カードなるものがあり、年会費が必要なのですが、たくさん買い物をする人はお得になります。
レジ係は、そのカードを勧める係でもあります。

でも、たとえお得になってもカードを持たない主義の人は当然いらっしゃるわけで、断られると一瞬で引き下がるワタシ。

この、「勧める」「断る」やりとりですが、私にとっては新鮮な言葉で断られるのでありました。


「割引になりますが、いかがですか?」
「大丈夫です」


今や、「大丈夫」という言葉は、拒否するときに使う言葉になっているのですね。


日本語を教えている友達に聞いてみると、「その使い方はすでに全国区になっていると思われる」とのことです。
「いりません」「お断りします」というような、はっきりとした拒絶表現を避けるためだそうです。

レジのやりとりは、人と人が相対しているのですから、ニュアンスは伝わりますが、電話で妙なものを勧誘された場合、「大丈夫です」で断れるのでしょうか?

なんだか不思議な表現だなあ・・と、今現在の私は思うのですが、そのうち自分でも使うようになるのかも知れません。


でも、断りたいことや、断るべきことばかり押しつけられている沖縄では、「全然大丈夫じゃない! やだ!」と言いたいです。

沖縄本島北部・ヤンバルの森は、とても広範囲が米軍の訓練場になっています。
ジャングルを想定した訓練ができるのです。
プラスチックの模擬弾を撃ち合っているらしく、フェンスの破れ目から少し入ると、森の中はプラゴミだらけ・・・。

そんな北部訓練場を、自衛隊、ドイツ、イスラエル、オランダ軍の幹部が視察したのだとか。
「すばらしい環境だ。ここで自分たちが訓練するのを楽しみにしている」とのこと。

全然大丈夫じゃないです。一切お断りします。二度と来なくていいです。

こんな近況です2008年07月04日 19時27分17秒

今年の小梅はダメでした・・・・。
熟すのを待っているうちに、実は傷み、ヘタには黒いカビや白いカビが生えてしまったのです。

傷みの少ないのをより分けて、梅干しにしようとしましたが、バイトに明け暮れている間にカビました。
塩分たっぷりだったのですが、天地をひっくり返して塩分を均一にする作業を怠ったのが敗因だと思います。

この失敗梅を燃えるゴミに出すのがしのびなく、生ゴミ処理機に入れました。
先日は、お茶の葉を入れて生ゴミ処理機の処理能力を大幅ダウンさせたところです。
それがやっと回復傾向にあったのですが、塩分たっぷりの梅を投入したことで、またまたダウンです。

わかっているんだけどなあ・・・やってしまうのですよ。


でも、思わぬ収穫もありました。
傷んだ小梅を煮て、ジャムにしたらとてもおいしかったのです。
今までも、梅酒の梅でジャムを作っておいしく食べていましたが、あれは実は梅のエキスが抜けたあとだったのだ、とあらためて気がついたというわけです。

そこで、スーパーの安売りコーナーから、熟し切った梅をゲットしてきました。
おいしいし、暑さで弱った体を回復させる力を感じるジャムになりました。
冬のユズ、夏の梅は、わが家のジャムのツートップとして君臨することでしょう。


梅ジャムのおかげか、ミシンや煮染め作業も元気に再開することができました。
今週はフクギ、来週はゲットウで染めて、再来週には辺野古に「たんすにジュゴン」(現在在庫切れ)と「ジュゴンハンカチ」をどどーんと運び込む予定です。

夏はシソジュース!2008年07月07日 22時43分04秒

赤いバンダナのニャオス

ベランダできちんとお座りしているニャオス。
お行儀のいい猫に見えますが、ベランダに出ようとすると飛びかかってきます。




しなびた赤シソが1束50円になっていたので5束(あるだけ全部)ゲット。
一晩、水に漬けていたら少し元気になっていました。

シソの葉をむしって、大鍋で煮ます。
煮えた葉は取り出し、氷砂糖と酢を加えます。
シソジュースの出来上がり~。

去年、とてもおいしくできたシソジュース。
梅サワーが出来上がるまでの間、シソジュースで乗り切ろうと思いました。

たくさんできたので、まず大きなガラスの空きびんに入れ、まだまだあるので、2リットルのペットボトル2本に入れました。

ガラスびんはストック棚に入れ、ペットボトルは冷蔵庫に入れました。
毎朝毎晩、水で薄めて飲んでいたのですが、しばらくすると、ペットボトルのフタを開けるたびに「ぽん!しゅわっ」という音がするようになりました。
そして、ただのジュースのはずなのに、炭酸入りジュースの口当たりになってきました。
何らかの化学反応が起こった様子です。

それでもなんとかペットボトル1本を飲み終わったので、冷蔵庫の端に寝かせておいたもう1本のペットボトルを出してみました。
「あれ? こんな形のペットボトルだったっけ?」
そのペットボトルは奇妙に丸々としています。
「これじゃあ、牛乳パックの横に入らないなあ」
と、少し不思議に思いながら開けてみると・・・。

♪しゅわわわわわわ~♪

シソジュース(として作ったはずのもの)は、ペットボトルの口から泡になって勢いよくあふれ出して流れていきました。
何を作ったのかなあ、私。
失敗作の密造酒だったような気もします。

ガラスびんの方は、炭酸系に変化することもなく、おいしいシソジュースのままです。
今のところ、ですが。

震度2のわんにゃん2008年07月11日 16時23分19秒

わが家のテレビ、スイッチを入れても勝手に切れてしまうようになりました。
3分間くらいしか見られないときも多いです。
ウルトラマン現象とでも言いましょうか。

一度切れると、次に点くまでに数十分から数時間かかります。
ごくたまに、ずっと消えずに点いてくださるときもあります。
テレビって人間が主体的に見るものではなくて、テレビ様のご気分次第で見せていただくものなのでした。
(でもまだ買い替えない。だってまだ点くから)

そんなテレビが珍しく消えずに点いていたので、「徹子の部屋(ゲスト:忌野清志郎)」を見て、それから延々と点けっぱなしにして、「2時間サスペンスの再放送」を点けたままミシンをかけていました。

ずーーーーーっと前から放置していた、リーフチェック用ノボリ旗です。
みんとさんと、こなみさんがすでに絵を描いてくださっていて、あとは旗竿を通すミミをつけたらOKというところまできていたのです。

サスペンスが終わりに近づいたときでした。
ドラマの音とは違う音が聞こえたので、ミシンから目を上げてテレビを見ました。
とっさだったので、もうきちんとした記憶はないのですが、
「奄美」
「揺れに注意」
という言葉が出ていたような気がします。

その文字の意味がわかった瞬間、揺れ始めました。

針山が危ないと思って裁縫箱のフタを閉め、「犬猫は?」とふり返ると、ぴぐモンは私のすぐ近くに寝ていて、不安そうに上体を起こしていました。
まず、こいつをゲット。

犬を抱きしめながら「ニャオスー! ニャオスどこ?」と呼ぶと、猫はベランダで寝ていたらしく、掃きだし窓から入ってきました。
そいつもゲット。

両脇にそれぞれ犬と猫をしっかり抱えて、「案外長く揺れるな~。だけど震度はたいしたことない。震度3より弱いな~。だけど避難が必要な場合、猫はどうしよう。ケージに入れるか、リードをつけてバッグに入れるか・・・」と考えているうちに揺れは収まりました。

犬猫を自由にすると、ぴぐモンは、「全然びびってない! 恐くなんかない!」と言うように、わんわん吠え、ニャオスは昼寝の続きをやりにベランダに戻りました。

とりあえず、猫のリードを買っておこうと思った地震の日(震度2)でありました。



やっとできたリーフチェック用のぼりは、注文主のさめさんに郵送しました。
でも、「何か悪い予感がする・・・」とさめさんのブログを開いたところ、世界のサンゴ学者さんたちに大浦湾のアオサンゴのことをお話しに、フロリダに行っておられるではありませんか!
あのへんてこりんな包み、郵便受けに入りきらないですよ・・・。

危うし! のぼり!

コスプレ2008年07月18日 00時20分50秒

100ジュゴンとニャオス

辺野古に運ぶ「たんすにジュゴン」の袋詰め完了です。
全部で100ジュゴンあります。




貸与されたエプロン姿で働いた短期アルバイト。
これからは、長期アルバイトとして働くので、社員の皆さんと同じ制服になります。

・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・。

あの・・・・平成生まれのお嬢さんたちと、ワタシが同じ制服?????
それって・・・・それって・・・・コスプレ?

友達にその話をして嘆くと、みんなが「いいさー。上等さー」と答えるけど、自分じゃないからそう言うのですよ。
私だって、自分の話じゃなかったら悩みませんよ。
で、みんなに「見に行くさーねー」と言われてしまいました。
話さなければよかった・・・。

でも、コスプレの威力で、私もちょっとキャピキャピになるかも。という表現からしてすでに墓穴を掘っているような気がします。



映画「靖国」には、コスプレの人たちがいっぱい出てきました。
あらまあ、と私は思ってしまいます。
それは、あの場所にふさわしい姿なのでしょうか。

私にとって身近なのは、本物の死んだ兵隊さん達であって、餓えて死んだり怪我をして放置されて死んだり民間人から食糧を奪ったりスパイ扱いして殺したりと、悲惨と残虐です。

戦争で死んだ人と、軍服コスプレが結びつかない。
いや、結びつかないからこそ、楽しそうにコスプレでいられるのでしょう。

映画館を出たら、夏空でした。
青い空に白い雲がきれいでした。
映画でクラクラしたので、「あの青空を見て、気分を変えよう」と友達に提案したところ、友達は「終戦の日を思い出す」と余計に凹んでしまいました。
生まれていないときのことでも平気で思い出せる私たちであります。



バイト先の制服は、軍服とか従軍看護婦の格好ではありませんよ。(そうだったら絶対働かないです)