ドッグランの思い出2009年10月16日 22時50分39秒

あのとききみたちは若かった

若き日のテロテアさんとぴぐモン。




家族全員で動物病院に行った。
猫どもはワクチン。
犬は食欲が無くて血便。

がらモンが待合室で二匹を管理して、私が一匹ずつ診察室に運ぶ。
猫どもの注射も無事に終わり、ぴぐモンが最後に診察室に入った。
検便も異常なし。血かと思ったものは粘膜だったらしい。
食欲が無くなったのは、フードのメーカーを変えた日からだ、ということに思い当たった。
一件落着した気分で診察室を出た。

待合室には、大きなわんちゃんを連れた女性がいた。
その人は「あっぴぐモンちゃんですよね。以前テロテアさんと一緒に、西原のドッグランに来てくれましたよね」と言った。

い、行きました・・・。
すごく前に・・・一度だけ・・・。

動物病院にドッグランのチラシが置いてあったので、行ってみたのだ。
一度だけなのに名前まで覚えていてくださったとは。


かつて悪質ブリーダーが多くの犬を放置した事件があった。
そのとき、数多くの犬を引き取ったグループがあり、その女性はスタッフのお一人だ。
わんちゃんたちの暮らす小屋を建て、隣接してドッグランが作られていた。

いっぱい走ったらさぞ楽しいだろうと思ったのだが、ぴぐモンは、「知らない犬がいる・・・」とビビって「ウーーーーー」とうなりっぱなし。
柵から入ろうとしない。
フレンドリー度の高いわんちゃんだけが選ばれて、小屋からドッグランに移動し、ぴぐモンとテロテアさんを迎えてくれた。

テロテアさんは最初から大喜び。
「お友達がいっぱいですね~」と一瞬でほかのわんちゃんとなじんでしまった。

ぴぐモンを無理やり引っぱって中に入れたが、がらモンの後ろに隠れて動こうとしなかった。
結局、ぴぐモンは誰とも仲良くできず「ウーーーー」と言い続けていた。

テロテアさんは、わんちゃんたちと一緒にドッグランをぐるぐる走りまわり、心底楽しそうだった。
大勢で走っているものだから、「あれ?テロテアさんどこ?」と思うくらい違和感がない。
かなり走ったあとに、ひとりがウンコすると、みんながウンコしはじめた。
テロテアさんも、しっかり混じってウンコしてるし。

楽しそうなテロテアさんと、ビビリでチキンのぴぐモン。

飼い主にとっては大事な思い出だけど、覚えていてくれた人がほかにもいたなんて。
感慨無量な出来事でした。