モノ屋敷 ゴミ屋敷 12010年01月28日 13時32分40秒

明日は紙ゴミの回収日なので、溜め込んだ箱を捨てようと思っている。
私は、箱フェチなので、きれいなお菓子箱やダンボール箱を捨てることができなかった。
大きなダンボールに、立体テトリスのように小さな箱をみっちり詰め込んで保存している。
さらに、紙フェチなので、きれいな包み紙はもちろん、カレンダーの紙もごっそり溜めている。
紙系じゃないけど、みかんネットもかなり持っている。

きっといつか何かに使うだろう、と思って大事にしていた。
でも、そういう考えを、改める時がきたわけです。
持ち物は少なくていいや、と心底思うようになりました。

年末に、義母の引越しがあったのですが、義母のアパートは物に支配されているモノ屋敷。
モノに埋もれて足の踏み場もなく、モノどもの管理はおそらく不可能、掃除も不可能な状態になっていました。
ほこりが積もり続けるモノは、たとえ高価なモノであってもゴミにしか見えません。

少し捨てて、居住空間を作ったら?
カビとヌルヌルだらけの洗面器を捨てて、お風呂場だけでも掃除したら?
とがらモンと相談したこともありました。
でも、義母は「捨てるものはひとつもない」と、主張するのです。
・・・ゴミ屋敷の住人って、みんなそう言いますよね・・・。

がらモンと私は、「きれいな空気を吸ったら病気になる体質かも」と手をこまねいてきたのです。

がらモンは、この際、不要物を処理場に持ち込んで、新しいアパートへの引越荷物を極力少なくしようと考えていました。
そして、その作業を、大きな車を借りて自分でやると決めていました。
私は、以前から、義母の引越しのお手伝いは一切いたしません!と宣言していました。ゴミかゴミ以外かの認識に隔たりがありすぎて、これからぎくしゃくするのも面白くないし、ちょうど年末年始でバイトも忙しい。じゃー、がんばってね~、がらモン。と丸投げしてにこにこしていたのです。

ところがだ。
酔っ払ったがらモンが思わぬ怪我をしたのです。
もう馬鹿馬鹿。大馬鹿。
「引越しは延期ね」
「いや、延期はできない。業者を呼んで見積もりしてもらって。引越しの準備は進んでいるから」とがらモンは入院してしまいました。

うへぇ~。
がらモンの怪我の心配なんか一瞬で吹っ飛んでしまいましたよ。
結局、吹っ飛んだまま今に至っております。

そういうわけで、突然、引越しの主催者に任命されたわたくし。
とにかくやるっきゃない!
業者に全部おまかせすればいいんだ!!

テンション高く義母のアパートに行ってみると、おお、かなりの量のモノが箱詰めされているではありませんか。感心感心・・・が、それよりもはるかに多い量のモノがごちゃーと山積みされている。
箱詰めされているのは洋服で、それ以外はまとまっていない。
台所、風呂場もまったく手つかず。
とても、数日後に引っ越す状態とは思えません。
ためしに、明らかにゴミ!と思われるモノについて聞いてみる。
「これ、捨てていいですか」
「それは○○さんがいるっていうからあげようと思っててこの前は車じゃなかったから持って行かなかったんだけど車を持っているのは△△さんで・・・(延々と続く)」
「わかりました(聞くまえに捨てよう)」

そして怒涛の5日間が始まったのでした。