続・明け方の夢2005年10月12日 23時15分16秒

みなさんからのコメントにもありましたが、やはりトイレの夢の代表といえば、「きたないトイレ」と「外から見えてしまうトイレ」の2種類でしょう。
私の見る夢もたいていはそのパターンです。
他の追随を許さない、トイレの夢の2大勢力であります。

しかし、ごくごくたまに、2大与党に組み込まれない不思議なトイレが出現してしまうのですね。


その2「階段トイレ」

ホテルなのかデパートか、非常に清潔感のあるトイレに入ろうとしている。

きちんと並んだ個室のドアもどっしりとしていて、荘厳な雰囲気だが、蛍光灯が煌々とついていて実に明るい。
ほかの人の気配はまったくない。

きれいなトイレにゆっくり入れる、と高まる期待の中、ドアを開けた。

そこには、なぜか勾配のきつい階段があり、見上げると天井近くに美しい洋式便器が輝いている。

階段にも便器の足元にも、個室の床にも、毛足の長い上等な毛皮が敷き詰められていて、実にセレブだ。

しかし、ちょっと問題があった。
個室の広さはごく普通。そのスペースに天井まで届きそうな階段を設置しているものだから、階段の一段は50センチくらいの高さになっている。
階段の高さは異様に高いのだが、逆に足を置くところは大変狭く、5センチほどしかない。

そんな階段に、分厚い毛皮が幾重にも敷かれているのだから、階段なのか毛皮でできた坂なのかわからないくらいだ。上がろうとすると、毛皮がすべすべしている上に足をのせる面積が小さいので、つるつるすべってのぼれない。
両手を使ってロッククライミングのようによじのぼろうとするが、どうしてもすべり落ちてしまい、階段の一段たりと昇れないのだ。

あらためて見上げると、便器と天井の間にすき間がほとんどなく、仮に上まで昇れたとしても便器に座ることができない設計になっている不条理トイレ。

では明日に続きます。ってまだあるのか、という声が聞こえますが3部作ですので、明日で終わりです。よかったね。