脅威はどこ?2006年02月28日 23時53分33秒

最近、近くのスーパーに、ご近所で生まれた野菜のコーナーができた。
特に安いわけではないが、さすがに新鮮だ。
やっぱりご近所農家の応援をしないとね、と、そのコーナーでみずみずしい葉野菜を選ぶのは実に楽しい。

それから、そのほかの野菜を見て回る。

安いショウガは中国産。ちょっと高いのは高知産。
安いニンニクは中国産。何倍も高いのは青森産。
安い長ネギは中国産。ちょっと高いのは茨城産。
安いゴボウは中国産。ちょっと高いのは熊本産。

やっぱり日本の農業を応援しないとね、と、選べるのであれば国産を選ぶようにしている。でも、厳密に国産だけに絞ることは不可能だ。
加工食品や外食になると、中国をはじめ外国産の材料が中心だろうし、その時はその時でおいしく楽しく食べなくては、ばちがあたるし損しちゃうもんね。

はるばる中国からやってきた野菜を見ていると、最近よく言われるようになった、「中国の脅威」ってどうよ、と思う。
ほんとうに中国って脅威なのだろうかなあ。

たとえば、日本の右隣にちっちゃい国チャポンがあるとする。
チャポンでは食料をあまり作っていない。
自国でまかなうには全然足りないので、日本から輸入している。
でもチャポンは、「日本は脅威だ脅威だ!」と新聞に書き立てたりする。
おまけに、はるか彼方の大きな国の軍隊が常駐していて、年々軍備を増している・・。

そうなると、日本にとって脅威なのは、はるか彼方の大きな国の軍隊だろうし、食料を頼っているのに難癖をつけてくるチャポン人ってわけわかんないなあ、と信用できなくなるだろう。

政治家はスーパーで買物をしないから、中国の野菜がどれだけ頼りにされているのか、わからないのかもしれないが、統計くらいは見てほしい。。
私みたいに、すべてユニクロでコーディネートってこともないだろうけど、どれだけ中国から衣類が来ているかも、統計くらい見てほしいよ。

そして、難癖をつけるのではなくて、仲良くなるための努力をしてほしいよね。