ムチとムチ2006年04月18日 23時07分01秒

島袋名護市長の出身地区(数久田・人口1000人)に、とても上等な公民館が建ったそうだ。これは普通の情報。
お値段は3億3100万円で、3億400万円が国の補助金、これは日刊ゲンダイからの情報です。

この数字が正しいとすると、残りの2700万円は数久田の人たちが捻出するということかな?
一人あたり2万7千円はきついと思います。私だったらきついです。
名護市から、さらに補助があったりするのだろうか?
でも、補助があるなしのどっちにしろ、根本的にかわいそう。実にお気の毒だ。

と、数久田の人たちに同情申し上げてしまう。
なぜなら、
「建物が補助金で建ったとしても、分不相応な建物にかかってくるであろう維持費はどうするの?」と先のことをくよくよするからです。

人口1000人といえば、私の住むウルトラ団地と同じくらいだ。
ウルトラ団地にはちっちゃい集会所があって、役員から鍵を借りて使うことができる。
私は三線サークルの世話役なので、毎週玄関の鍵を開け閉め、窓を開け閉めしているが、ちっちゃい集会所だからできるのであります。
巨大な建物だったら、夜、一人で鍵を開けて入るのは絶対コワイ。是非ともご勘弁願いたいと思う。

公民館の広すぎたるは及ばざるが如し、とことわざにもある。

振興策は、「アメとムチ」のアメだと思われている。しかし、人口に不釣り合いな建物を少人数で維持しなければならないとすれば、アメは一瞬でムチになる。

結局は、「ムチとムチ」。
だったら、ゲットウの葉っぱで包まれたムーチーを食べていた方がずっといいよね。おいしいし。