61年2006年07月11日 19時16分23秒

戦争の話はもう読みたくない。
悲惨だから。
かわいそうだから。
残酷で怖いし。
ちょっとは読んできたし、一応は知ってるから。

ずっとそう思ってきました。

今、大変珍しく沖縄戦関連本(図書館から借りてきた田村洋三さんの本)を読んでいるのですが、今まで読んできた本とは違うぞ、と思いながらページをめくっています。

かわいそうだとか、悲惨だとかいう前に、
軍事が台頭することによって、人々の生活が完璧にないがしろにされていく様子が、よくわかるのです。

軍隊には何かを守る機能などない、ということがよくわかるのです。

戦後50年の頃には、「もう忘れたい」と言っていた戦争体験者たちが、戦後60年になると、「今、話しておかなければ」に変わっています。
その思いを受け止めなくてはならないと、私も思うようになった戦後61年なのでした。