平和の礎(いしじ) ― 2006年10月29日 23時26分41秒
平和の礎に行きました。
石に刻まれた名前を目で追いながら歩いていると、80歳代から60歳代と思われる3人のおねえさんグループとすれ違いました。
「今帰仁(なきじん=沖縄県北部の地名)はどこだろう」と言いながら、アメリカ兵の名前が刻まれたエリアに入ろうとしているので、「沖縄の列はあっちですよ。手前の石に地名が書いてあります。今帰仁をお探しなんですね」と聞かれてもいないのに口を出すお節介な私。
口を出すだけでは足りないので、走り回って今帰仁出身者の名が刻まれた石を探す私。
「今帰仁はここですよ!」
真っ先にたどり着いた一番若そうなおねえさんが、すぐさまお目当ての名前を見つけ、ゆっくり歩いてくるおねえさんたちに叫びました。
「あったあった!」
私はその場を離れました。
振り返ると、一番年配のおねえさんが、名前を手でさすっていました。
もう一度振り返ると、石の名前に額を当てておられました。
(紙と鉛筆はお持ちだろうか。そしたら写し取って持って帰ることができるけど・・・)ともらい泣きしながらも、さらなるお節介を考える私でした。
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