アメリカドラマ2007年01月25日 23時43分05秒

テレビがわが家にやってきた頃、アメリカのテレビ番組がとても多かったので、「アメリカ=ドラマの世界」だと思っていました。

おしゃれで明るくて自由で、子供も尊重されていて、何か誤解が生じても最後は正義が勝ってハッピーエンドになる理想の国のイメージだったのです。
そりゃ、ドラマだからなんだよ!と子供の私に突っ込みたい気持ちもありますが、子供にちょうどいい楽しい番組がいくつもありました。


「ミスター・エド」 これは喋る馬が主人公。
喋れることを知っているのは一人だけで、あとの人にはひた隠しにしなくてはならないのです。
「おだまりエド! しゃべるなエド! どこかでだれかが聞いている~」というような主題曲でしたよ。

「アイアム宇宙人」 これは地球に来た火星人が主人公。
テレパシーやテレポートができることを、ひた隠しにしなくてはならないのです。
「マーチン マーチン マーチン 火星からちょいとやってきた~」というような主題曲でしたわ。

題名は忘れましたが、中国人の子供を養子にした独身青年の話。
子供の名前は、ワンくんでした。
「僕の名前はワンくん おじさんところにやってきた~ ひとりぼっちのおじさんは寂しがり屋で怒りんぼ~」案外覚えているものですね~。昔のことand勉強以外という条件つきですが。



私が特に好きだった番組に「アイアム二等兵」というのがありました。
ドジでマヌケで失敗ばかりの二等兵ゴーマー・パイルと、上官の鬼軍曹が主役です。

こんな話を覚えています。
食べ物も水も持たずに2週間野外で暮らすサバイバル訓練がある。
2人一組なので、ゴーマー・パイルと鬼軍曹がチームになる。
みんな体重を量って訓練開始。

まず、水の確保。
軍曹は、必死で土を掘る。掘って掘って掘りまくると、地下水がにじみ出てくる。
「ほら見ろ、これを漉して煮たら飲めるぞ」と手のひらのしめった土を見せる軍曹。
でも、普段はドジで軍曹に叱られてばかりのゴーマー・パイルは、実は野生児。
軍曹が穴を掘っている間に水の匂いをかぎつけて清流を見つけ、ヘルメットにいっぱいの透きとおった水を汲んで戻ってきたのだった。

万事がそういう調子で、軍曹が木の根っこを食べようとしていると、ゴーマー・パイルはウサギを捕まえてくる等々・・・。

2週間の訓練が終わって、へろへろになった隊員たちの中で、はつらつと元気な二人。
体重計に乗ると、「増えてる~」という落ちでした。



ドラマで見たときは面白かったんだけどな~。

沖縄の森では、米軍が現実にサバイバル訓練をしているのです。

ヤンバルクイナやノグチゲラ、セマルハコガメを食っているかもしれないです。
飢えた兵士が、訓練場の外に迷い出てきて、畑のものを盗んだりすることもよくあるそうです。

緑豊かなヤンバルの森の中には、ストレスをためこんだ兵士たちが大勢、銃を持って右往左往しているのです。