リアルタイム「どろろ」2007年01月28日 23時18分10秒

「どろろ」
「バンパイア」
「W3」

小学生のワタクシがリアルタイムで読んだ、手塚マンガの数々です。
これらの名作を、毎週楽しみにすることができたとは、実に幸運な小学生と言えますね~。

「どろろ」で、印象深かった場面はたくさんありますが、小学生たちを「うわ・・・」と絶句させたのは、どろろのおかあさんでした。

赤ん坊のどろろに食べさせるものが無く、お粥がもらえるお寺に行きます。
飢えた人たちが長い列を作っていて、やっと順番がくるのですが、おかあさんは器を持っていません。
やけどするのもかまわず、両手をお椀にして、熱いお粥を入れてもらい、どろろに食べさせるのです。

「ああ~、こんなに手が赤くなって・・。ああー、痛そうだよー」
クラス中大騒ぎですよ。
焼けただれて赤くなった手!
でも、一色刷ですけど何か。


もう一つ、みんなの話題にはならなかったのですが、ワタシには強烈だったところがあります。

百鬼丸が妖怪と戦っている間、地面に座って待っていたどろろが、丸々としたイモムシをつかまえて食べる場面です。


のほほんとした戦後の子供に、飢餓を教えてくれたのでした。


映画にはあるのかな。この2つの場面。