トックリキワタの実2007年03月06日 23時37分10秒

トックリキワタの実

今、沖縄は落葉の季節。

一年を通して葉がのびるので、それに伴って一年中落葉しているんですけどね。

ウルトラ団地では、モモタマナが完全に落葉して枝だけになってしまいましたが、新しい芽が出てきています。
地面を見るとガジュマルの落ち葉が目立ちます。
でも、ガジュマル本体を見ても、落葉しているとは思えません。
まだまだいっぱい葉があるからでしょう。

去年の8月末に落葉し、1週間で新芽がふさふさ生えそろったアコウですが、実をつけることなく、またリセットが始まりました。
ということは、半年に1回リセットするってことですね。

写真は、すっかり裸になったトックリキワタに、綿の実がぶら下がっているところです。
これは末吉公園のトックリキワタで、上品なバランスで実が生っていますが、「これでもか」というほどたくさんの実がついている木も見かけますよ~。

映画「不都合な真実」2007年03月07日 23時40分44秒

「不都合な真実」を見に行きました。

ここのところ、物が覚えられなくなっているワタシ。
「不確か」「不透明」「不確定」「不真面目」・・・ああー、なんて題だったっけなあ・・・と思っている間に切符売り場です。
で、売り場のおねえさんに告げた言葉が、
「ふ」。

一文字で切符を売ってくれたおねえさん、ありがとう。


この映画は、地球温暖化についてスライドを使って講演するアル・ゴアを映像にしたものです。

沖縄の夏は期間は長いですが、最高気温は32度くらいでした。
そして、いつも風があるので、日陰は涼しい・・・というのが普通だったのです。
でも、最近は33度34度の日が続くようになりました。
内地の39度などには及びませんが、温暖化を実感しています。

夜、犬の散歩に行くと、アスファルトは熱を持っていて触るととても熱いのです。
昼の熱が夜も残っていて、また次の日の太陽を浴びる。
地表はますます熱くなる。
暑いのでエアコンをつける。
暑いので歩くのをやめて車にする。
電気もガソリンも使ってしまう。

こういう悪循環が身にしみているので、とても説得力のある映画だと思い、すっかりアル・ゴアのファンになってしまいました。
息子さんやお姉さんのエピソードも語られますが、とても心を打つものでした。

あんなに素敵な人なのに、どうして、大統領選でブッシュなんかが勝ってしまったのだろう・・・。
それはおそらく、沖縄でナカイマが勝ったのと同じ構造なのかもしれません。
つるんでいる大企業が多ければ多いほど、票がとれるわけですよ。

ブッシュは、2万人の兵士を戦場に送り込むことにしましたが、なぜ今の時期にそんな無謀なことを決めたのでしょうか。
2万人の兵士に必要な武器や制服やその他いろんな物を作っている企業から、いいものがもらえるのかも知れません。


私がこの映画で一番驚き、そして感銘を受けたのは、「温暖化を防止するために、戦争はするべきではない」と言及してくれたことです。
すぐさま走っていって、ゴアさんの手を握りたいと思いましたよ。
どっちに向かって走ればいいのかわからないのでやめましたが。


今日は寒いですが、またすぐに夏が来ます。
ベランダを緑でいっぱいにして、少しでも涼しく過ごしたいのですが、私は全部枯らしてしまうのです。
しかたないので、今年はすだれを2枚にしてみようかな。
私にできそうな温暖化対策がありましたら、ぜひ、教えてくださいね。

ユウナのタネ2007年03月09日 23時23分36秒

ユウナの実とタネ

例によって、ゴミを拾いながらの散歩です。

砂場のベンチに、ビニール袋発見!
中に砂か小石が入っているようです。
子供が袋に砂を入れて遊んだのでしょう。
ゴミばさみで袋をつまんでひっくり返し、ざ~っと中身を砂場にぶちまけました。


あっ!
石じゃなかった!
タネだ!


ビニール袋いっぱい集めて、そのまま放置したらしいです。

いったい何のタネなんだろう。
朝顔のタネを少し大きくしたような形状です。

袋いっぱい集めるのって、並大抵のことじゃ・・・あるか。
沖縄の植物は、ほんとうにたくさんの実をつけます。

見たことないタネだけどなあ・・・。
でも、子供に集められるのだから、この近くに生えていると考えられます。

あたりを見回して、「これか?」と思いました。

オオハマボウ。沖縄名ユウナ

きれいな花を次々咲かせていたのはずいぶん前のこと。
今は、ピンポン玉くらいの黒い実が、たわわに下がっています。

この前まではかちかちに固い実でしたが、熟してきたのと最近の雨とで柔らかくなっていました。
指で割ってみると、中からタネが出てきました。
確かにこのタネです。ビンゴです~。

夏に備えて、植えてみようかな???


写真は、ユウナのタネと実です。
ピースミュージックフェスタの物販コーナーで買った、ジュゴンの手ぬぐいを敷いています。

子だくさんのトックリキワタ2007年03月10日 22時37分01秒

いっぱい生りました

とてもたくさん実が生っているトックリキワタです。
実の大きさは、西洋梨くらいです。

こんなにあるのだから、一つぐらい、もいでもいいよね。

・・・・・。

届きません。

背伸びして、持っていた傘の柄で実を叩いてみました。

固っ!
それに重たい。

もぎとれるようなヤワな作りではありませんでした。
この重たい実の中から、ふわふわのワタが出てくるとは・・・変。



明日から3日間、深夜にNHKスペシャル「ラストメッセージ」の再放送があります。
私は、手塚治虫の回を見逃していたので、今から録画予約をするつもりです。
湯川秀樹博士の回には、とても感銘を受けました。
見逃した方、この機会にぜひともご覧になってくださいね。

卒おめです~2007年03月12日 22時33分37秒

今日の沖縄タイムスには、卒業式関連の記事が二つありました。

まずその1。
20年前から、卒業生と在校生が向かい合って式をしていた中学校。
でも、校長先生は普通の卒業式がしたいのだ。
さあ、どうなった?という記事です。

生徒が主役 伝統守る/小禄中で「対面式」卒業式


その2。
以前にも記事に書いた、夜間中学校も卒業式でした。
結局、正式な卒業証書はもらえませんでした。
進学したい人は、県教育庁が定めた沖縄県内の通信高校と定時制高校のみ受験資格がある、という卒業認定です。
卒業後引っ越して、他県の高校を受験することはできません。
義務教育なのに、不思議だな、と思います。

学ぶ喜び 人生に光/民間夜間中学で初「卒業式」



昨日は多くの中学校で卒業式でした。

卒業式が終わったところに通りかかりました。
小さな花束と卒業証書の筒を持った子たちと、スーツ姿の保護者たちが校門からあふれ出していました。
立ち去りがたく話し込んだり、友達とグループを作ったりしています。

そんな中、一人の女の子が、誰も探さず、誰とも目を合わさず、急ぎ足で道を渡り、急ぎ足のまま一度も振り返らずに帰っていきました。
背筋を伸ばし、まっすぐ前を見ていました。

卒業おめでとう。せいせいしたんだね。
これからきっと、いくらでも友達ができるよ。
いい友達やいい先生と出会えるように、通りすがりのオバサンからでありますが、エールを送ります。
卒業おめでとう。