しょうがなくない ― 2007年07月06日 23時33分36秒
映画が完成すると、出演者が各地を回って宣伝します。
アメリカからも、有名なスターが日本に来ます。
かつて、映画の宣伝にやってきたダスティン・ホフマンはこう言いました。
「私の国が原爆を落としたことを心からおわびします」そう言って深く頭を下げました。
そのときの私の驚き!
目からウロコがパラパラ落ちました。
一つは、「アメリカのヒトも原爆は悪いと思っている!」ということです。
もう一つは「こうやって謝ってもいいんだ!」ということでした。
太平洋戦争の時やそのほかのことについて、戦後生まれの私も謝っていいんだ、と教えられた瞬間でした。
私が生まれていない時のことでも、「ひどいことをしちゃったんだよな。ウチの国の人は」と思うのであれば謝ればいいのです。
「助けてもらったんだってね。ウチの国の人が」と思うのであればお礼を言えばいいのです。
そのほうが、「前に一度謝ったじゃないか(ほかの人が)」と言うよりずっとスマートだと思います。
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