平和だからこそ ― 2007年08月31日 23時54分37秒
出せ出せ~!
脱出まで秒読みです。
終戦の日の頃に、戦争に関連した番組をあれこれやっていました。
録画したり、録画し忘れたりしながら、なるべく見ようと思いつつ、録画ばかりが溜まっていく・・・。
ドラマでは、「はだしのゲン」が非常に良くて、子役がとても魅力的で、2晩引き込まれてしまいました。
それから、題名もすでに忘却の彼方に行ってしまいましたが、特別番組でアニメをやっていて、これが印象に残りました。
って題名忘れてる・・・・。
いや、最初から覚えてない・・・。
内容は、よくあるタイムスリップ物なのです。
小学生の女の子が、東京大空襲前夜にタイムスリップしてしまうのですが、犬の散歩の途中だったので、愛犬のライアンも一緒に昭和20年に行ってしまったのでした。
お国のために犬を供出するのが当たり前な時代なので、状況が飲み込めないまま犬取りから逃げまどわなくてはいけませんでした。
小さな犬のハナを犬取りから守ろうとしている女の子と知り合い、そのおうちに泊まらせてもらうことになりました。
現代の子が連れていた犬は大きな犬です。
人間の食べ物もなかなか手にはいらない時代に、大きな犬は供出するしかなかっただろうと、想像できました。
東京大空襲で、火の中を逃げているときに、またタイムスリップで現代に戻れそうだとわかるのですが、その時、自分の手元にいたのはハナ。
世話になった女の子とライアンに、空襲で焼け残ることができたお寺に行くように告げて、現代にハナと戻ります。
ライアンは、たとえ大空襲を生き延びることが出来たとしても、おそらくそこまでの命でしょう。
もう犬の食べる物はないし、空襲の中、孤児になってしまった女の子がどうやってその日から過ごすのか・・・。
犬や猫を普通にかわいがって暮らせるのは、平和だからこそ。
それを伝えてくれた、良質のアニメでした。
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