キーワードはおかあさん2008年03月09日 23時25分27秒

ガイドブックの写真みたい!美ら海水族館にて

お客様が来るとにぎやかで楽しい。

お客様は、初めての沖縄だったので水族館ははずせないですね。
巨大水槽を見ながらお茶ですよ。
いつまでも見ていたいけど、首が疲れてしまいます。
水槽の横に布団を敷いて、ずっと見上げていたいといつも思います。
布団が並んだブースを作ってもらえないものだろうか・・・。


ひめゆり祈念資料館にも行きました。
いつもより修学旅行生が少ない日だったようで、1時間弱の証言映像も、座って全部見ることができました。

解散命令が出て、手榴弾を渡された少女たちは戦場の真ん中に出て行かなくてはなりませんでした。
戦場をさまよった後、死を選んだ少女たちは、ひとかたまりになり、手榴弾のピンを抜こうとしました。
そのとき、一人の下級生が「おかあさんに会ってから死にたい!」と叫んだのだそうです。
少女たちは「おかあさん」の言葉で我に返り、もうピンを抜くことができなかったのだそうです。

それが一番心に残った証言でした。

ほとんどの兵士が、「天皇陛下万歳」ではなく「おかあさん」と叫んだというではないですか。

でも、次の日訪ねた辺野古で、こんな話を聞きました。

辺野古にはキャンプ・シュワブという米軍基地があり、そこでは新兵さんの教育をやっています。
十代の無邪気な若者たちが、ニコニコとやってきます。
まず最初の教育は「おかあさんを否定すること」なのだそうです。
そして、何を言われても「KILL!」と答える訓練や、よその国の文化を馬鹿にする教育などを受けるのだそうです。

無邪気だった若者たちが、クスリでも飲まされているのか奇妙にハイになり、イラクに送られていくのです。
日常に戻るキーワードの「おかあさん」さえ封印されて。



水族館・ひめゆり・辺野古、合間に「たんすにジュゴン」袋詰め、ごはんはチャンプルーばかりというツアーでございました。
私は楽しかったけど、お客様はどうだったかな???