B円2008年08月16日 16時43分16秒

奇妙なメールが友達から来ました。

「でいご印刷(?)の次だ」

いったい何の暗号???
意味を尋ねるメールをおそるおそる返信する。が、「メールを受け取れない状態です」とのこと。
謎はますます深まる。


数時間経ってから、やっと解説メールが来ました。
「アメリカばんざいのエンドロール、手織舎すずめの名前は、でいご印刷の次に出てきたよ」
さよか。
私も現物(?)を早く見たいです。
沖縄では桜坂劇場で上映予定。あと数ヶ月待ちましょう。

友達は、ポレポレ東中野で、「アメリカばんざい」と「マリーンズ ゴーホーム2008」の二本を見たそうで、謎のメールを送りつけた後、携帯の電源を切っていたのでしょう。
映画館や劇場では、マナーではなく電源オフに限りますね。




昨日はお盆のウークイ(送り)でした。
うちにも小さなお仏壇があるので、親戚が集まりました。
内訳は、おばあ2人を筆頭に3世代、総勢6人です。
犬は吠え、猫はベランダに避難です。

いったい何の話からその話題に流れたのか忘れてしまいましたが、とにかくB円(びーえん:一時期、沖縄で使われていた軍票)の話になったのです。

実は私は、そういう話が大好物であります。
私は、B円の記憶があるかないか微妙な年代。
おっと、その前に、私はナイチャー(内地の人)なので、B円の記憶はカケラもありません。
だけど、平気で知ったかぶりをします。

「B円は、四角いんですよねー」
「なんで、ばるタンが知ってるの。あんた、いつのヒト?」

「友達に聞いたんですよ。友達は、毎日B円をもらってパンを買っていたそうです」
「四角いのは1円よ。100円は今と同じで長四角よ」

ははあ、友達が持たされていたお金は1円だったのね。子供だもんね。

「私と同世代ぐらいの友達で、B円の記憶があるのは、彼女一人だけなんです」
「そうだはずよ。私が川平病院に出産で入院したときはB円使っていたんだけど、退院のときはドルになっていたよ。だからB円は昭和33年までよ」

どっひゃー!
おばあの話は歴史がリアルです!

じゃあ、入院したときは車が右側通行で、退院したときは左側通行で、退院したとたんに車にぶつかってすぐまた入院したりしてね・・・と、げらげら笑う不謹慎な親戚一同でありました。


今、手持ちの資料を見ましたところ、B円(B型軍票)は、1948年から1958年まで。
その後はドルで、ドル時代は1958年から1972年です。



軍備を必要と考える人は、「日本が占領されたらどうする?」とおっしゃったりします。
でも、沖縄は占領されてもみんなで歌って踊って生きてきたではありませんか。
お金が変わろうと、道路が変わろうと何とかなりますよ。
殺したり、殺されたりするぐらいなら、占領されることぐらいどうってことないです。