気働き2008年10月03日 01時55分22秒

トンボ

台風の風が吹くと、トンボが多く飛びます。
たくさんのトンボがすごい勢いで飛び回っていました。
どうせ撮れないに決まってる、と思いながら適当にシャッターを押すと、奇跡的に写っていました。



今日は、アルバイト先での話です。

不思議なのは、お客さんがレジに殺到する波があるということです。
食品スーパーだったら、夕方とかお昼時とか、混む時間帯があるのは理解できます。
でも、バイト先は洋服屋さん。

レジに誰も来ない時間があったかと思うと、突然5人並んでいる・・・。
しかも全員がカゴに洋服を満載している・・・。
面白い現象だな~と思いますが焦ります。

そういうとき、誰かが走ってきて、袋詰めを手伝ってくれます。
店員の皆さんは、全員気働きができるお嬢さんたちです。
最長老の私は、すっごく楽ですよ。

レジに立っている私に、こう言ってくれた人もいました。
「ばるタンさん、トイレは大丈夫ですか? レジ代わりますのでいつでも呼んでくださいね」

恵まれた職場に感謝しております。
売っている商品は、アンフェアトレードなんですけどね・・・。


若い店員の皆さんを見習って、私も気働きをしなくては!と思いつつレジに立っていたある日。
レジ横のカウンターにいた店員に、お客さんが尋ねていました。

聞かれた店員は、耳にハンディがある人です。
お客さんに「わたしは、みみが、きこえないので・・」と言いかけたところで、私がしゃしゃり出て答えてしまいました。

お客さんは肯いて去っていきました。

その後で、私は、メモを渡されました。
読むと、こう書いてありました。

「おきゃくさんの相手はわたしがします。ばるタンさんはレジをしていてください」

自分のしたことが恥ずかしくて、穴を掘って埋もれたいと思いました。
教えてもらうことが、たくさんある職場です。

映画「闇の子供たち」2008年10月04日 21時50分26秒

危険回避ニャオス

今日は、私にとっては一大イベントの日。
猫2匹をまとめてワクチン注射に連れて行こうとしているのです。

1匹ずつ、2回往復するという手もありますが、どうせなら一度で済ませたいです。

猫を入れていく袋(レジカゴにぴったり収まるバッグ・ヒモで口が閉まる)を二つ用意して、ニャンギラスを呼ぶと、何か食べる物でもくれるのかと、ニャーニャー鳴きながらやってきました。
た、単純すぎる・・・。

なんなく捕まえて、袋に入れて口を結び、玄関に転がしておきました。


ニャオスは、さすがに不穏な空気を読んだのか、箪笥の上に避難(写真)。
でも、「コロコロカーペット」にコロコロされるのが大好きなニャオスは、コロコロを見せると飛んで降りてきました。
た、単純すぎる・・・。

捕まえて袋に押し込めようとするのですが、こちらは必死で抵抗して、袋の口を閉じようとする前に、何度もすり抜けてしまう。
それを何度も捕まえて、無理やり力ずくで押し込める・・・。
その行為が、この前見た映画とリンクしていきました。


「闇の子供たち」には、売春や臓器として売られていく子供たちが出てきます。
行きたくない子供を、無理やり力ずくで連れて行くのです。
売春宿に売られて虐待されるより、臓器として売られた方がすぐ死ねて楽ではなかろうか、いやいやそれはあんまりだ・・・と堂々巡りするきつい映画でした。

「闇の子供たち」は、めったにゆっくり会えないお友達と一緒に見て、そのあと楽しくおしゃべりをしておいしい物をたくさん食べたのです。
ですので、映画の内容は、後からどっと押し寄せてきました。

その数日後に、「おくりびと」を見に行ったときには、「闇の子供たち」が頭のほとんどを占めていて、もっくんの納棺の所作は美しいし、ほろりとしたり笑ったりしたけれど、納棺にこれだけ手をかけるってか? 鶏小屋みたいなのに入れられてそのまま焼かれてたぞ、と思ってしまい、「おくりびと」を観賞する資格が全然ありませんでした。



さて、猫を入れた袋を二つ、車の後部座席に転がすと、おとなしく袋に入ったニャンギラスはニャーニャー泣きわめき、抵抗し続けたニャオスはあきらめたのか無言のままです。

ああ、売られていく子供も、こんなふうだろうな・・・。

売られた先では、病気になるのが当然のような環境に置かれ、病気になればポイ捨てされる子供たち。
その子供たちを思いながら、猫のワクチン注射のために、病院に向かう私。

混迷の闇は深まるばかりです。

色白味噌、できるかな2008年10月06日 22時31分45秒

「ご飯まだ?」とニャンギラス

ニャンギラスは、ご飯の催促の時以外、あまり鳴かなくなりました。
さわると音が出る猫型楽器だったのになあ・・・。



なかなかゆっくり会えない友達と会って、私が熱く語ってしまったのは・・・味噌の話。
思い出すと、なさけない。

で、また味噌を仕込みました。
お正月に食べるイナムドゥチ用に、色白で甘口の味噌がほしかったのです。

イナムドゥチ用の味噌は、スーパーでいろいろ売っています。
でも、イマイチおいしくない・・・・。

去年は12月に手前味噌を開封したので、市販の味噌を買う気になれないままお正月を迎えました。
白いはずのイナムドゥチなのですが、「黒くてもいいや」と手前味噌を投入。

「何で黒いの?」とがらモンが不思議がっていました。


同じことが、味噌をあげた友達のうちでも起こっていて、
「何で黒いの?」と同じ質問が出たそうです。

色より味よ。
それとも、きみたちは味より色なのかね?


さて、味噌を仕込んだあとには、大豆の煮汁が残っているのです。
大豆エキスの濃厚なスープです。

これをそのまま使って今日のおつゆにしましょう。
豆腐を入れて、味噌を入れて・・・と。

イソフラボン、取り過ぎかな?

コッコちゃん2008年10月09日 12時08分11秒

毎日座り込みしてました

辺野古の座り込みに、毎日毎日参加していた、ニワトリのコッコちゃんが亡くなりました。

キャンプシュワブの乗用車が何台も吹っ飛んだ竜巻の時も、無事だったコッコちゃんなのに・・・。

野犬に襲われたのだそうです。
自分が犬を飼っている立場ですので、やりきれない思いです。

辺野古から高江に向かう間に、野犬を見る確率はとても高く、実家のギャオスとそっくりな群もいました。
ギャオスは、性格を知らない人が見ると、「まあ、かわいい」と言ってしまうようなポメラニアンに似たタイプです。

野犬たちは車道を堂々と横切っていました。
ちょこんと小さな尖ったお鼻と、くるりと巻いた尻尾で、体の大きさも5、6キロくらいでしょうか。(ギャオスはメタボなのでもっと多い・・)
おそらく群全体が兄弟なのでしょう。白、黒、茶色、とカラーバリエーションが豊富でしたが体つきは同じでした。
「なんであんたたちがこんな山の中にいるの? お座敷でかわいがられていていいのに・・・」と思わずにいられません。

沖縄のテーゲー主義の一つなのか、いい加減に飼われる犬猫の多いことは、時々新聞記事にもなります。
東京都の作った「犬を飼うってステキです--か?」を読んでから、飼ってほしいです。

↓リンクしました。
犬を飼うってステキです--か?


私はステキな飼い主ではなくて、ただの普通の飼い主ですが、歳を取ってきたぴぐモンのことは、ますます日に日にどんどんかわいくなっています。
犬や猫をいい加減に飼って捨てる人は、すごくもったいないことをしているのです。宝を捨ててるようなものですよ。

石鹸と重曹2008年10月12日 23時26分23秒

イチゴハウスはレスリングのリング?

ニャオスのそばに行きたいニャンギラスは、イチゴハウスのニャオスに「姉ちゃんずるい~私もイチゴに入る~」とごねます。
ニャオスは「じゃ、私はベランダに行って寝る」と寝場所を移動。
妹はイチゴハウスに入るものの、しばらくするとベランダの姉に「姉ちゃんずるい~」とごねています。
まるで、子供の頃の姉と私を見るようですよ。


というわけで、今日は、姉の話です。

実家に行ったときのこと。
台所で食器を洗いながら、姉がこんなことを教えてくれました。
「何の洗剤使ってる? これが一番よく落ちるのよ。洗濯石鹸」
台所には、固形の洗濯石鹸がごろんと置いてありました。

その頃は、普通の台所洗剤を使っていたので、「え?洗濯石鹸?」と思ったものです。

姉は、「台所も石鹸がいいのよ。油汚れも洗剤よりよく落ちるの。うちは洗濯にずっと石鹸を使っていたから、運動会でもうちの子がどこにいるかすぐわかったわよ。石鹸だと体操着が真っ白にならなくてうちの子だけ黄ばんでるから、大勢の中にいても目立つの」と威張っていました。


我が家では、姉の言うことには絶対従わなくてはいけないので、それをきっかけに、私も洗剤をやめて、石鹸に切り替えました。
粉末の粉石鹸を溶いて、とろとろの石鹸を作っておき、台所の洗い物と洗濯に使うことにしたのです。

さすが、うちの姉は正しい。
これはとても快適でした。
合成洗剤だと洗濯物を畳んだとき、指先に刺激があったのですが、石鹸に変えたら刺激がなくなったのでした。

石鹸生活が始まって数ヶ月後、姉からエクスパックが届きました。
エクスパックは、ぱんぱんにふくらんでいてずっしり重いのです。
開けてみると、重曹と重曹の使い方の本でした。
「これが一番!」

本を読んで、早速、油汚れに重曹を使ってみると、「ぴかり~ん!」と一皮むけたようにきれいになるではないですか。
さすが、うちの姉は正しいのでした。

友達にも石鹸を勧めていて、みんなに納得してもらっていたところでしたが、今度は重曹の布教です。
姉を見習って、本と重曹をセットにして「これ読んで使ってみて」と広めていきました。

このとき、重曹を教えてもらったことが、「たんすにジュゴン」に結びついていくのです。
さすが、うちの姉です。


で、姉は、盆暮れに、あるいは機会があるときに、何か送ってくれるのです。
ほんとうにありがたいです。
・・・・だけど、どーしていつも、送ってくれるのが合成洗剤なの?

ほんとにうちのねえちゃんは意味わからん。