ウズラ・ふぉーえばー2009年03月09日 23時54分59秒

うずら豆とさや

買ってきたウズラ豆。
熟し切っていない豆はウズラ模様が薄いです。
ばっちり模様の入った豆が出てくると非常にうれしいですが、今回は全体的に未熟なので、しばらく放置して追熟させたほうがよさそう。



団地に入居する前に住んでいたアパートは、目の前がさとうきび畑でした。
朝、目覚めると「さわさわさわさわ・・・」という音がするので、最初のうちは「雨かな」と思ったものです。
さとうきびの葉ずれの音を聞いて暮らしていたのだから、今考えると贅沢な環境と言えるでしょう。

畑の中の小道を歩いてスーパーに買い物に行く途中、ウズラの親子が道を横断しているところに出会いました。
右の畑から左の畑に大急ぎで移動していきましたが、末っ子(?)のウズラの雛が道に取り残されてしまいました。
私の存在に気がついて焦った末っ子ウズラは、一瞬ジタバタしていましたが、親ウズラの一声で我に返ったのか、道の窪みにしゃがんで丸くなり、じっとします。
舗装されていない、石ころだらけのでこぼこ道ですので、ウズラの子は石と見分けがつかなくなりました。

「石よ~。ワタシは石ですよ~」
「はいはい、あなたは石ですね。わかったわかった」

ピンポン玉くらいのかわいい石が恐がると困ります。
そちらを見ないようにしてなるべく遠いところを息を詰めて静かに通り過ぎ、数メートル進んだところで振り返ると、ウズラの子が親きょうだいのいる畑に飛び込んでいくところでした。
「わーん、怖かったよ~」
という声が聞こえたような気がしました。


鳥インフルエンザで、何万羽ものウズラが処分されています。
ほんとうに人間は罰当たりです。
ほとんどの鳥は、ただそこにいただけで健康であり、もしかするとウイルスに勝つ抗体を持った鳥なのかもしれないのにね。
鳥インフルエンザだって、狂牛病だって、必死で看病すれば治るんじゃない? と考えたりするんです。まったく根拠はないのですけど。