映画「初恋の来た道」の割れたどんぶり2009年03月31日 16時23分38秒

椅子猫

椅子が取られてしまったので、立ったままおやつを食べる私。
じっと見つめられて、食べた気がしません。
足元からはぴぐモンも見上げています。
すいませんね。私だけしょっちゅう食べていて・・・。



お友達のうずまきKさん(←リンクしました)の部屋でおしゃべりをしていて、映画「初恋の来た道」の話で盛り上がりました。

うずまきさんも大好きな映画だそうです。

私は、目の見えないおかあさんが手探りで糸を巻いていた場面にどきどきしたのですが、うずまきさんの印象には残っていませんでした。
それは当然だと思います。
ほかの人に聞いても、みんな「そんな場面あったっけ?」と言うんです。
私だけに見えたのかもしれません。

テレビの「クイズ紳助くん」を見ている人は多いでしょうが、出演者の後ろに飾ってある紡ぎ車だけ見ていたい、アップで映らないものだろうか・・・と願っているのは私を含めてせいぜい全国で1000人くらいではないでしょうか。


話は戻って、うずまきさんと私が同じように感動した場面は、少女の一途な恋心や真摯な若い先生ではなくて・・・、「割れたどんぶりを修理屋さんがついだ」ところでした。

村から村へ、流しの修理屋さんが回ってくるのです。
みんなが修理屋さんが来るのを待っていて、こわれた物を直してもらう。
割れてしまったどんぶりは、針金で数カ所とじ合わせて、パテを塗り込めます。

どんぶりの外側は針金がむき出しのままですが、また使えるようになりました。

「この針金を見るたびに、少女はせつない思いをするのだろうな」と思いながらも、「割れた陶器を直して使うんだ!」という驚きの方がまさってしまったのでした。


その感動を熱く語り合っておりましたら、うずまきさんは「私も真似して直してみた」と、部屋の隅からチリトリを持ってきて見せてくれました。

どこにでもありそうなプラスチック製のチリトリです。
割れたところが細いワイヤーできっちり縫い止められていました。

「すごい! かっこいい! 写真撮っていい?」

きっぱり断られました~。


4月12日(日曜日)、うずまきさんと私は、国際通りでヒッピーのアクセサリー売りみたいなことをやる予定です。
うずまきさんはワイヤーアート、私は手織小物を持ち込みます。
晴れたらいいな。