30円ショック2009年12月11日 12時15分27秒

今年の秋に、最低賃金の改定がありまして、沖縄の最低賃金も627円から629円に上がりました。

その金額を見て「惜しいっ! あと2円上げてくれ!」と思った私。
あとちょっと上乗せして、631円にしてほしかった・・・。

最低賃金は、「今日入社したばかりの人でももらえるお金」なんですけど、「ばりばり仕事ができるベテランの人でもそれさえ払えば堂々と雇えるお金」でもあります。

沖縄は、最低賃金で雇われている人が多いのですが、就職情報誌を見ると時給630円の事業所がかなりあるのです。計算しやすいのと、「経営者、太っ腹ね」と思わせる効果もあるからでしょうね。

ですから、627円が629円になったところで、多くの事業所の時給630円は変わらないと思われます。
でも、最低賃金が631円になったら、時給635円にする事業所が多くなるのではなかろうか。甘いかな。甘いかも。


私のバイト先は全国チェーンの洋服屋なので、よその地域で売れ残った服が回ってきたり、沖縄で売れない服を内地に送ったりしています。
なぜか青森で新聞折り込みされたチラシが置いてありました。
それを見て私はビックリ。
チラシには「短期アルバイト募集」と大きく載っていたのです。
いや、短期アルバイト募集なら、私の通うお店でも貼り紙を貼っているので驚きませんが・・・、書かれていた時給が30円高かったのです。

やっぱり沖縄って賃金が低いんだなあ・・・と実感した瞬間でありました。
青森も沖縄と同程度に安く働かされているんだろうと勝手に想像していたのでした。
だって、最低賃金は沖縄とあまり変わらないのですよ。633円です。
全国チェーンのお店は、近郊の賃金をばっちり調べて、地域に見合った賃金をはじき出していることでしょう。

ほんとに沖縄は労働力が安いのね。
この点で中国と対抗できるのは、日本広しといえども沖縄くらいだわ。えっへん。