本「君のためなら千回でも」2009年12月25日 10時45分57秒

BIN★さんのブログで教えてもらった本「千の輝く太陽」を注文しようとして、間違えて注文した「君のためなら千回でも」。
やっと読了です。

読みながらずっと、映画の「亀も空を飛ぶ」を思い出していました。

どちらも、私がよく知らない国の話です。
アフガニスタンとイラク。
ハザラ人とクルド人。
共通項は孤児の群れです。

夕べは、今年最後の三線のお稽古でした。
私の好きな歌詞の(でも全然弾けない・・・)鳩間節。
「収穫した稲穂を積み上げて粟を積み上げて、ああいい眺め」(超意訳)

歌いながら思いました。
「64年も戦争をしないで暮らせた! ミルク工場は砲弾を撃ち込まれることなく稼働している! 結婚式に集まった人たちが爆撃されることはなかった!」と。

この64年は奇跡のようだが奇跡ではないはずだ。
それは、できるのだ。

国や人種や宗教が、お互いに対立することを恥じ、助け合うことを考えていけば、孤児は減り、稲穂や粟を積み上げられるだろう。

よその国に対して、武器を向け続けていくのは愚かです。
しかもそれは数人が儲けるためであって、「お国のため」というのは嘘っぱちだし、全然国のためにならないのだからどうしようもない。

武器を向けないためにはまず、普天間基地には撤去していただき、もちろん辺野古への移設はなし、という来年が来ますように。

稲穂と粟は積み上げられ、子どもたちは笑う、そんな一歩になりますように。