覚える? 書く?2011年03月28日 22時23分40秒

家はもちろん、生活を支えていたすべてを失った人たちが、避難所で助け合い励まし合っているのを、電気水道ガス完備のわが家のテレビで見ています。
被災した人たちを見ていると、こちらがどれだけ励まされることか。

私も、いつ避難所暮らしになってもおかしくない。
そのとき、あの人たちのようにできるかな。
やらないとね。お手本を見せてもらったのだから。

私もまた、あの人たちと同じ日本に生まれたのだ。
地震も津波も乗り越えようとする人たちと同じ国に。
私は生まれて初めて、日本に生まれたことを誇りに思いました。



避難している人がこう言っていました。
「携帯を置いてきてしまったから、娘と連絡ができない。携帯番号って覚えられないでしょ、長くて」

そうだよね、と心底同感しました。
自分の番号さえ覚えていない人だって多いと思う。
たとえ覚えていても、地震のショックで忘れてしまうこともあるだろう。

そこで、私は考えた。
1年くらい消えないインクで、体のどこかに書くのだ。
描くくタトゥーだってあるのだから、できるのではないか?
特定検診に行ったら、サービスでやってもらえるってのはどうか?

なんていいアイデアだ! と友達に話したら、
「タトゥーなんていやだ。痛そうだし」。
いや、書くだけだけど。
「体に書くくらいだったらパンツに書く! 全部のパンツに書いておくの。新しいパンツを買ったらすぐに書いておく。パンツだったらいつもはいているからね」

おお! その通りです。私の負けです。

私と同じく、携帯番号を覚えられない人は、ぜひ、パンツに書きましょうね!

コメント

_ KIRICKL△ND ― 2011年03月29日 07時25分59秒

パンツを下ろしてしゃがんでいたとき、「万が一」がたびたび起こるので隠さなくてはいかんのだな、と納得しました。
「想定外」とはそこから先のことは考えていない、ということですね。

まあ、ケータイを持つことがないので掛けることはないし。

野営地でも勿論連絡不可能です。
日曜の、顔が痛くなって眠れなくなった車内でうつらうつらしていたら、陽がさし始めるのを待っていたかのようにウグイスが鳴きました。

桜前線にあわせて世の諸悪を洗っていったら、その汚れで先に進めなくなるのはどの辺りでしょうか。

_ ばるタン→KIRICK兄やん ― 2011年03月30日 22時54分10秒

おうちは流されてしまうか、あるいは着の身着のままで遠くに逃げなくてはならないのだから、おうちの電話で連絡することもできなくなるんですよ。

娘さんの携帯番号、覚えてますかー?

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