基地と原発2011年04月05日 23時05分51秒

沖縄から、津波の被災地にボランティアで入った人のことをテレビで見た。
その人は、見渡す限りがれきが続く景色に、思わずつぶやいていた。
「・・・戦争みたい・・・」

戦争を知らない若い人でも、沖縄の人は戦争に結びつけてしまう。

以前、竜巻が乗用車を吹き飛ばしたとき、目撃者が「戦争が始まったかと思った」と言っていた。

基地があるために、沖縄の人は、「いつか戦争になるのでは」というストレスを抱えているのだろう。

原発のある町でも同じことだ。
普段は考えないようにしていても、「いつか事故が起きるのでは」というストレスを持ち続けているのだろう。

福島第一原発が水素爆発を起こしたとき、近くの病院の職員さんは、「断熱材のかけらがバラバラと降ってきたときは、もうだめだ、と泣きました」と言っていた。
安全だと説得されて原発を受け入れてみたものの、内心では常に恐怖を感じていたのだ。

基地も原発も、体に悪い。