ドナー卒業2009年04月21日 12時16分30秒

国際通り出店セット

国際通り出店用カート。
路上パフォーマンスなのか路上生活なのか、判別不能なところがちょっと悲しい。




バイト先では、胸ポケットにボールペンを入れているのですが、会社から支給されたものではなくて自前ボールペンです。
会員カードの申し込みとか、クレジットカードのサインとか、一日に何度も何度もお客様に差し出す必要があるのです。

過去に一度、私が差し出したボールペンに反応した人がいました。
「ぼくもよく献血をするんですよ」

献血をした時にもらったボールペンだったのでした。


私でも、献血はまだまだこれからもできますが、ついにお役ご免の日が近づいてきたものがあります。
骨髄ドナーです。
年齢制限の歳になりますので、あとはお若い方におまかせして、去っていくのであります。


私は、臓器移植のことはよくわからないのです。
臓器移植カードも持っていません。
以前、持っていたこともあるのですが、そのときは「夫に一任」と書いておきました。
死んだあとのことを決めるのは私ではないような気がするからです。
「散骨してほしい」と望んでも、残った人が「散骨、めんどくさい」と思うのなら困ります。
ですから、死んだあとのことに関しては、私の希望は何もありません。


でも、骨髄ドナーは、生きているうちのことですから、私が決めればいいのです。
登録したとき、夫がらモンは、「悪い人の命を助けることになったらどうするの?○○とか(あえて名を伏す)」と言っていました。
「○○か・・・。ちょっとやだなあ・・・。でも、きっと大丈夫。私の骨髄が入ったら、野良の犬猫を拾い集めるようになるんじゃない?」と楽観する私。

結局は、登録しただけで日々は過ぎ、提供することなく卒業になりそうです。


話は変わりますが、私は過去に一度だけ、成分献血をしたことがあります。
採った血を遠心分離器にかけて、結晶板かなにかだけをチョイスして、残りをまた体に戻すのです。
普通の献血より、体への負担は少ないとのことでした。
でも、私には、まったくもって不向きでした。

私の場合、採血に非常に時間がかかるので、終わるまでが奇妙に長くなってしまうのです。
血を抜かれると寒くなるし、戻される血液も冷たくなっているのか、体が冷えてトイレに行きたくて行きたくてどうしようもないのに、針が刺さって遠心分離器につながれている状態。
看護士さんも、「まだ終わらないのですか????」と驚いていました。

それからは、どんなに成分献血を勧められても、絶対にお断りです。
「今日はおしめしていないから成分献血はできません」と心の中でつぶやきながら、「看護士さんに止められましたので」と言って、普通の献血をしています。
普通の献血でも案外冷えるので、そのうちおしめ完備の献血ルームでないと、献血できないことになるかも。