ガイコツくんに会いたい ― 2008年06月27日 16時27分50秒
以前、渡辺満里奈ちゃんがジュゴンと泳ぐ、というので、テレビを見ていました。
オーストラリアの海でした。
ダイビングスーツから着替えた満里奈ちゃんが、オーストラリアの浜辺で、命のいとおしさについて語りました。
大きめのTシャツを無造作に着た満里奈ちゃん。
私の目は、Tシャツの柄に釘付けになってしまいました。
それは、巨大なドクロの柄でした。
うーん・・・・。なぜにここでドクロ?????
その話を友達にすると、
「だって、ドクロって流行っているのよ。若い人はかわいい柄に見えるらしいよ」とのこと。
一昔前のロックンローラーが着ているなら違和感ないけどなあ・・・と釈然としない私。
そんな私のバイト先は、何の因果か「洋服屋さん」であります。
私は、ファッションに対して興味も愛情もセンスもないのですが、「開店準備短期バイト募集」というチラシを見て応募してみたのでした。
開店準備は、ただただ肉体労働です。
何もない店内に、まず、棚の部品が届き、ひたすら運ぶ。
棚の組み立て方を習って、ひたすら組み立てる。
組み立て終わった頃に、商品の段ボールが届き、ひたすら運ぶ。
商品をひたすら棚に並べる。
一生分のひたすらをやってしまったような気分ですが、これが案外楽しかったんでした。
商品を棚に並べる最終段階になりますと、ひたすらTシャツをたたむ・・・。
最初はきれいにたためなかったのですが、何日もたたんでいると、それなりにたためるようになるんですね。
たたみまくっていて感じたのは、「いやはやドクロの柄の多いこと!!!!!」でありました。
ベルトのアクセントもドクロ、フェミニンなワンピースもドクロ、子供用のTシャツもドクロです。
慰霊の日も近かったので、ドクロ模様に囲まれながら、遺骨収集作業を思うワタシ。
開店準備短期バイトは、開店したあとも続き、私はレジ係です。
開店数日後、子供のTシャツを返品にきたおかあさんがいました。
「すいません、これ、背中の模様を見ないで買ってしまったんです・・・」
かわいいピンクのTシャツの背中を見ると、どーん!と真っ黒いドクロ。
「・・・ドクロですねえ・・・」
「・・・はい・・・ドクロだったんです・・・」
さっそく、返品手続きにとりかかりました。
私も、自分や家族の洋服にドクロ模様は選びませんが、唯一例外として、「ガイコツくん」のTシャツがあったら着たいです。
「パットマンX」で一世を風靡する前のジョージ秋山が描いていた「ガイコツくん」。
今、ちょっと検索してみたら、1966年の作品だったそうで・・・・40年以上前なのね。こんなに早く40年経つなんて、私がドクロになるのもあっという間のことですね。
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