味噌orジュゴン ― 2008年01月25日 23時54分51秒
大豆と麹を混ぜてこねているところです。
手に傷があるので、手袋をしました。
麹が無事に届き、大豆を水に漬けて一晩。
水に漬けたのが深夜だったので、昼頃から煮ることにしました。
煮る大豆は1.5キロ。
うちの圧力鍋で3回分です。
まず、納豆を作る気になって買い、放置していた九州産の大豆を煮ます。
煮上がったら潰す。
麹と混ぜる。
そして、おにぎりのように丸め、容器に叩きつけるように詰め込むのです。
最初は麦麹です。
この前、友達のところで仕込んだのも麦麹でした。
その時に初めて「ふーん、これが生の麦麹か。緑色でいい匂いだな~」と思いました。
手触りもサラサラです。
でも、私の麦麹は、ほんの少し緑がかった灰色です。
匂いもそんなに強くないし、手触りがごつごつしています。
同じ麦麹でも、お店によってこんなに違うのね。
同じ野球漫画でも、「巨人の星」もあれば「甲子園の空に笑え」もあるってことよね、ちょっと違うか。
麦味噌を手早く仕込んで、次は米麹。
麦の倍の量です。
全体量が多くて、なかなかうまく混ざりません。
このあたりで、非常にあせってきました。
なぜなら、環境アセスのことで、県庁に行く時間が迫ってきたのです。
環境アセス審査会の方々が、「防衛省から出された方法書は不備ばかりなので、やりなおしなさい」という答申を出しています。
先日は、「知事さん、審査会の答申を取り入れてね」というお願いに行きました。
でも、知事は「方法書をちゃちゃっと手直ししたらいいんじゃないかな」みたいな意見だったのです。
沖縄の海砂を1,700万立方メートル使うことについても、特に問題ではないと思っているらしい。
それじゃ沖縄はどうなるの?
340キロの長さで、幅50メートルにわたって、深さ1メートルの砂を取ったら、環境が激変してしまいます。
沖縄本島は長さが135キロなのに・・・。
だからまた、「知事さん、あの意見では困るんですけど」と伝えなくてはなりません。
それが、今日だったのです。
なかなか混ざらない大豆と麹・・・。
味噌を取るか、ジュゴンを取るか・・・。
悩むぜ。
いやいやいや、悩んでいる時間もありませんよ。
混ざってないけどとにかく容器に詰め込んで、県庁に向かいました。
急ぎ足でバス停まで来たものの、間に合うかどうかの瀬戸際。
要請の人たちは、県庁ロビーで待ち合わせして、指定された会議室に行くのです。
遅れた場合、一人で会議室を探し当てる自信はゼロです。
すごすごと帰るしかありません。
間に合わなかったら、味噌をほったらかしてきた意味がない。
でも、ジュゴンの神様のおかげか、バスはすぐ来ましたし、道もすいていました。
要請が終わり、帰宅してから思う存分こねることができたので、本日の仕込みは完了です。
コメント
_ KIRICKLAND ― 2008年01月26日 08時05分59秒
_ こなみ ― 2008年01月26日 08時52分32秒
どちらもお疲れ様でした。
やはり、ジュゴンの神様は存在するのですね~。
裁判もよかったです。
_ ばるタン ― 2008年01月26日 17時47分24秒
そーなんですよ!
サンフランシスコ連邦地裁が国防総省にジュゴンへの影響評価を命じたのです。
辺野古のジュゴンは、アメリカの文化財保護法にも守られるべきものとの判決です。
頼りになるのはアメリカの司法しかないのでしょうか。
アメリカ追随の日本ですから、こういうことにはがんばって追随してほしいものですよ。
マナティーも応援してくれていたのね~^^
◆こなみさん
県庁に要請に行きましたところ、味噌のことしか考えないぼーっとした私でさえ非常に頭に来ましたよ。
今までは「上司に伝えます」というだけだったのですが、その上司は「あれもこれもアセス法にはひっかからない」というだけなんです。環境がどうなろうと法さえすり抜けたら大丈夫で、すり抜けさせるために県の環境課があるようでした。
すんごい疲れる。
住民のための県庁でなくて、防衛省のための県庁なのかな。
微生物のほうが話が通じるのではなかろうか。
味噌は早めに出来そうですよ。今度注文したところは大豆に対して麹の量が多いの。
ジュゴン⇔マナティ・ホットラインは存在する?