YAMATOとイージス ― 2005年11月16日 23時38分39秒
「亡国のイージス」「男たちの大和」
両方とも今年封切りの映画です。
両方の原作を読もうとして、文庫本をゲットしているのですが、イージスを2回読んだところで力つき、今は「白神こだま酵母で焼くパン」という本を図書館から借りては返し返したら借りるという無限ループにはまっています。誰か出してくれ。
イージス(護衛艦いそかぜ)も戦艦大和も、沖縄と非常に深い縁があります。
イージス艦いそかぜは、防衛庁の指揮下から離脱し、首都にミサイルを向けます。ミサイルに搭載しているのは辺野古の米軍基地で作られた化学兵器「グソー」でした。
恐怖の化学兵器につけられた名前は、「後生」の沖縄読み「グソー」です。
全ての生物を後生へと送る「グソー」。このネーミングには、やられた!と思いました。
大和が沈んだのは1945年4月7日、米軍の上陸作戦の始まった沖縄に向かう途中でした。
大和が最後に受けたミッションは、沖縄の海岸に乗り上げて要塞になることでした。
どんなファンタジーも追いつかない命令を受け、現実に生きている若者たちを満載して沖縄に向かったのです。
今までの私は、沖縄を特別視する風潮には、ちょっと引いてしまうのが常でした。
47都道府県の一つに過ぎないのになあ・・、と思っていたのです。
今は一転して、沖縄のことを忘れないで、と心から願っています。
60年前、戦艦大和がその身を捨てても守ろうとした沖縄。
でも、60年経って、沖縄にもたらされようとしているのは、限りなくグソーに近いものなのです。
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コメント
_ みんと ― 2005年11月17日 09時14分49秒
_ 桃太郎 ― 2005年11月17日 09時26分20秒
戦争の映画はさけていますね 銃撃が多いのもいやです
あははと笑える映画がすきです
笑えないもんね つらいです
同じ本をづっと借りるーポイント制で20回以上でもらえるといいね(笑)
_ ばるタン ― 2005年11月17日 09時55分51秒
沖縄人=英語ぺらぺらの図式は根強いものがありましたね。
日本は占領すると日本語を強要してたでしょ。だからアメリカも当然そうだろうと思っていたのでしょう。
でも、戦後、外人住宅のメイドで生計を立てていたおばあが、ブロークン米語を操ったりするのは実にかっちょいーのよ。
>桃太郎さん
私も普通は戦争物を避けて通るのよ。
それがまさかイージス艦の物語を読むことになるとは。。グソーと辺野古に引かれちゃったのねー。
漢字が多くて読むのが大変でした・・・。
映画はやっぱりスウィングガールズに持ち点全部!
図書館ポイント制! 良いわー。今日はポイント3倍デーとかもありそう。
_ ばるタン ― 2005年11月17日 10時06分26秒
そうそう、そのグソーです。
後生=ごしょう=ぐそー です。
ハイビスカスはお墓のそばによく植えられていてグソーバナです。
ハイビスカスは赤い花なのでアカバナーです。
ミもフタもないネーミングだなあ・・・。
「グソー」は、映画では「グ」にアクセントがありましたが、沖縄では「ソー」をちょっと高く発音します。
イージスは映画も見ちゃったのよ。試写会が当たったの。本を読んでいなければ私には完全に理解不能な映画でしたわ。ほーほほほ。
_ pyo ― 2005年11月17日 20時05分01秒
全部アカバナーです。
ほんとにミモフタモナイ(笑)
_ ばるタン ― 2005年11月18日 00時11分09秒
ミックスになっちゃってる花もありますよね。
全部まとめて、アカバナー(^^)/イェイ
_ Jitoh ― 2005年11月18日 12時43分16秒
イントネーションのお話、内地では「ヤンバル」「北谷」「シーサー」は頭にイントネーションを置きますが、正しくは語尾ですね。どうもTVなど拝見していても、そればっかり気になってしまっていけません^^;
そういえば琉球方言といえば首里方言を指すようですが、母音がaiuの三つしかなくて、e -> i, o -> u ですから、星がフシだったり、鍋がナビなんですね。「ウチナー」もどういう意味なんだろうと思っていたのですが「オキナワ」を首里方言に訳したものだと気づいて納得しました^^;
_ ばるタン ― 2005年11月18日 18時47分43秒
今、夕方やっているアニメでは「ヤンバル」が出てきたそうです。もちろん「ヤ」ンバルで。
最初にエイサーを見たとき、「スリ!」という掛け声が不思議でしかたありませんでした。でも、訳すと「それ!」なんですよね。全然不思議じゃなかったです。
やっぱりエイサーは「スリ!」でなくては力が入りませんよね。
_ Jitoh ― 2005年11月18日 20時52分27秒
そのアニメって http://blood-n.aii.co.jp/aii_jp/index.html こちらですか! そう、今見ても違和感いっぱいす。でもコザの町並みの描写はかなりリアルですね。
そういえば「スリ!」って、「それ」なんですね! ばるタンさんにご指摘いただくまで気がつきませんでした! えぇ、エイサーの掛け声はスリ! だからいいんですよね!
_ ばるタン ― 2005年11月19日 00時13分07秒
友達からヤンバルが出てくるとだけ聞いたのです。(友達も偶然ちょっと見ただけ)こんなにどっぷり沖縄だとは思いませんでした^^
「スリ!」の件ですが、正しいのかどうか不明です。
私が勝手に翻訳しちゃったのかもしれません・・。
_ さくら子 ― 2005年11月19日 01時00分30秒
と言いながら、今日、ピープルパープルという若い劇団のお芝居を見に行ったんです。(神戸の劇団です。ご存知かしら、みんとさん?新鮮でエネルギッシュでピュアで…、将来性を感じる劇団なのよ。)
そしたら、3本立てのうちの一本が沖縄をテーマにした郷愁を誘うほのぼのとした作品で、そのバックに流れていたのが、なんとこの間、沖縄でばるタンさんが教えてくれた下地勇×下地暁の沖縄限定バージョン「風のあやぐ」だったんです!
ビックリして友達に説明しているうちに、芝居のセリフを聞き逃したのだ。
終わって友達と食事したら、そのうちの一人の娘さんは沖縄にはまっていて、またバイトに何ヶ月か行くのだそうです。
近所の親しい友人も、今週月曜にお父様と沖縄に旅行に行っているし、
私の周りに今、沖縄のエネルギーがビュンビュン廻っている感じ………
これって何なんだろう?
「ヤンバル」にも「スリ!」にも関係ないコメントで、ゴメンネ。
_ ばるタン ― 2005年11月19日 01時49分30秒
行けなくなった人の代わりに、何も知らずに出かけたコンサートが琉球フェスティバルだったところから、すでにオカシイ。
沖縄をテーマにした脚本で、沖縄限定版「風のあやぐ」を使っちゃう神戸の劇団・・・、そそられるなあ。
沖縄にハマっているお嬢さんも、沖縄旅行の方たちも、絶対味方になってくれる。日本中が味方になってくれるために沖縄ブームがあったのだ、と思っています(^^)V
_ みんと ― 2005年11月19日 11時44分19秒
身の回りが沖縄だらけになるときって、ありますね。
そーいうときは流れにさからわず、ひらめくままに行動すると・・・空港でニヤニヤしてるばるタンに会えちゃったりして。
_ さくら子 ― 2005年11月19日 12時35分25秒
_ ばるタン ― 2005年11月19日 17時05分52秒
「もう沖縄に住むしかないんじゃない?」と言っておりました^^
_ さくら子 ― 2005年11月20日 12時33分54秒
聞いてないよ。じゃない読んでないよ。
沖縄に、住む?
その言葉を恐れていたのだ。
沖縄が呼んでいる・・・。ど、どうしよう。。。
何を隠そう、私の友人、今回沖縄に旅行した彼女は、今まで一度も沖縄に行っていなかったらしい。それというのも、「行ったら帰って来られなくなりそうだから。」というのだ。
そして、「〇〇ちゃん(私のこと)、行くときは一緒に行こう?一人では帰ってこられなくなりそうだから。」と言っていたのだ。
だから父上が「戦後60年の節目に一度行っておきたい」と言われたときに、決心したのだと。
みんな沖縄には思い入れがあるんだね。
_ ばるタン ― 2005年11月20日 12時54分22秒
南から流れて行った遙かなるDNAが、目覚めることがあるかもよ~。
あとは、沖縄が、「無条件でお薦めできる平和な県」になればいいわけさー。そしたらみんなで沖縄にエクソダスするだす。
ハイビスカスのことを「アカバナ」とか「グソーバナ」って言うんでしたよね?ネーネーズの曲の中にあった記憶が。そのグソーですね。
沖縄はやっぱり特別視しちゃいます。帰国子女を見るようなあこがれがありました。「みんな英語ペラペラなんでしょ?かっちょいいなー」って。今思えばすごい偏見だけど。