犬と歩けばゴミを拾う in 沖縄（仮）

明日、晴れたら八重瀬公園にお弁当持って行きたいな～と思っていたら、不発弾処理があるのでした。
100世帯以上が避難対象です。

沖縄は、不発弾処理にあと200年以上かかるそうだが、そんなのたいしたことじゃない、カワイイもんだ、と私は心から思うようになった。

沖縄には地雷がないからだ。

「亀も空を飛ぶ」という映画を見たら、クルド人の子供たちが、地雷を掘っては闇業者に売っていた。
すでに手のない子、足のない子もしょいこをしょって地雷掘りだ。

地元の子だけでなく、難民の子にもちゃんと仕事を割り振ってあげる、妙に切れ者のリーダーの少年は、家もなければ家族もいないので孤児なのだろう。

学校の長机と椅子は、山の中腹の平たい場所にあったが、屋根もなければ壁もない。ついでに勉強に来る子もいない。

新しく来た難民の少女に恋をするリーダー。
その少女と両手のない兄、目の見えない小さな弟の過去が、観客にわかると同時に、戦争のおそろしい実態がはっきりと姿を現してくる。

現代の戦争で、子供たちが受けざるをえない厄災のほとんどすべてが描かれている映画だった。


子供から親を奪い、手や足を奪い、未来を奪うことに値する、戦争の大儀とやらを聞かせてほしいものだと思った。
そんなものが、この世にあるのならね。
きれいごとをいくら並べ立てようと、一皮むけば、ぼろ儲けしたいという欲望しか見えませんけど。