ジョンストン島とモンサント社 ― 2007年08月14日 23時39分11秒
<お知らせです>
朝日新聞を購読していらっしゃる方、15日、16日の生活面をご覧になってくださいね。
「白いかっぽう着の記憶」という記事が載ります。
このブログに「白いかっぽう着は戦争を思い出す」という記事を書いたことから、ワタクシも取材を受けました。
お読みになった感想も聞かせてくださいね~。
1961年~62年に、沖縄に枯れ葉剤が散布されていたというので、枯れ葉剤の勉強会に行って来ました。
ベトナムでは、米軍が撒いた枯れ葉剤の影響で、ベトちゃんドクちゃんのような赤ちゃんが、それはそれは大勢生まれています。
米兵が癌を発症する率も、それはそれは多いのです。
沖縄で散布作業をした元米兵が、癌の後遺症を認められたことから、今回のことが明らかになったのでした。
勉強会と言ってもですね、これから上映されるドキュメンタリー映画を、特別に見せてもらうというものでした。
映画の監督は女性の方です。
ベトナムで従軍経験のある配偶者を癌で亡くされておられます。
癌になった原因と思われる枯れ葉剤の影響を、映画のテーマにされたのです。
その映画で、聞いた覚えのある固有名詞が二つ出てきました。
一つは、ジョンストン島。
ベトナム戦争が終わり、余ってしまった枯れ葉剤を、船の上で焼却したという場所です。
沖縄に保管されていた、マスタードガス、サリン、VXガスなどの毒ガス兵器を移送した先がジョンストン島でした。
弾道核ミサイルの実験もされていた場所だそうです。
想像を絶する状況ですが・・・アメリカ本土とは遠く離れた場所だから、選ばれたのでしょう。
もう一つは、モンサント社。
これは、枯れ葉剤を作っていた4つの会社の中に名前がありました。
遺伝子組み換えトウモロコシを作っている会社です。
かつては枯れ葉剤、今は遺伝子組み換え。
地球をめちゃくちゃにするために、一役も二役も買っているような気が・・・。
映画の題は「AGENT ORANGE(エージェント オレンジ)」。
監督の名は、坂田雅子さんです。
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