つめとぎ猫さん2010年12月21日 23時45分37秒

「今日の猫村さん」は、段ボール箱をバリバリやって爪をといでいる。
うちの猫さんたちも、段ボールタイプのつめとぎが好きだ。

しかし、沖縄は湿度が高い。
湿気を吸った段ボールはふにゃっとしてくる。

ほかの素材はないものか?と探してみた。
すぐに手に入ったのが
「カーペットタイプ」「麻布タイプ」だった。

「段ボール」「カーペット」「麻布」と、3種類を並べていたら、
カーペットには見向きもしないで、段ボールと麻布を使っている。

というわけで、わが家では段ボールと麻布のつめとぎを、猫さんたちに提供することになりました。

爪をといでいるうちに、寝てしまったニャオスです。
つめとぎで寝るニャオス

苔よさらば2010年12月22日 21時33分04秒

ある夏の日。
前日に雨が降って、ベランダは濡れていました。
ゴムぞうりで、ベランダに出てプランターを見ていました。
そのとき、ゴムぞうりがずるっとすべり、私は180度開脚をするところでした。
足下を見ると、すべった跡がはっきりついていました。

うちのベランダは、いつの間にか面積の半分くらいが苔におおわれていたのです。
苔の生えたところは、バナナの皮を敷き詰めたのと同じで、ぬるっとすべります。

ふと、疑問が生じました。
「どこのベランダも苔が生えているのかな?」

失礼を承知で、ベランダから身を乗り出して、斜め下のお宅を見てみると、見える範囲のお宅はすべてコンクリートむきだしで白いままです。

「うちだけ苔が生えている・・・」
ちょっとびっくり。

打ち水をするとすずしいだろうと思って、洗濯排水をベランダに流しまくったことがあります。
おそらくそれが原因で、苔が生えたのだろうと考えました。

雨のあとなど、少々生臭いのですが、「ま、いいか。すべらないように気をつけよう」と放置することにしました。
うちの団地では、公園を潰して駐車場にしてしまったので、苔といえども貴重な緑です。


夏のおわりに、カニゴンがやってきました。
当初、カニゴンには、ケージの中だけで暮らしてもらいました。
しばらくして、少しずつケージから出しました。

そうしたら、部屋のあちこちでおしっこしちゃうわけです。
おしっこしそうな気配があると、あわててベランダに運んだりするのですが、間に合わないとおしっこを垂れ流しながら運ばれてしまう。

一度おしっこした場所は、またやるかもしれないので、ペットシーツを敷いて防御することにしました。
すると、また新たな場所でおしっこするので、ペットシーツはだんだん増えていきました。
ピーク時には、12、3枚のペットシーツが部屋のあちこちに点在する、変な居住空間になったのです。

しかし、カニゴンは偉かった。
すごくおりこうです。

カニゴンにとって、最初、「おうち」はケージだけであり、ケージ以外の座敷は「外」だったのですね。
だから、おうち(ケージ)から出たら、おしっこOKだと認識した。
でも、ケージから出て暮らすようになると、座敷も台所も「おうち」になり、ベランダが「外」だと納得してくれました。

今度はベランダ全部がトイレになり、現在に至っております。

カニゴンは、おしっこの回数も、ウンチの回数も多かった。
ウンチを取り、バケツで水を流し、トイレブラシでこすります。

ふと気がつくと、苔で緑だったベランダが、白くなってコンクリートむきだしです。
毎日毎日、トイレブラシでこするたびに・・・苔を少しずつ削り取っていたのでした。

苔がなくなって寂しいような・・・
すべらないベランダになってホッとしたような・・・

苔はまずくて食べられない、と聞いたことがありますが、ベランダをこすっているときのにおいも「実にまずそう」です。
青臭い、というか、生臭い、というか。
まずいかどうかよりも、「絶対食べたくない」と思います。

でも、また条件が揃えば、苔のベランダに戻ることでしょう。
それまで、しばしのお別れです。

10月に来たメール2010年12月23日 23時47分00秒

10月末のこと。
夜中に友達からメールが来ました。
題名に
「Re:Re:Re:Re:Re:Re:・・・・」がいっぱいついています。
多くの人を巡ってきたメールらしいです。

「10月は金、土、日曜日が5回ずつあります。これは288年ぶりのことで、中国の風水ではとてもいい月です。このことを10月中に8人の人に知らせると金運が高まります」

・・・・・。

さて、どうするべきか。
まず、困ったのが、友達の真意がわからないということでした。
メールの最後に「こんなメールがきちゃったよ。変でしょー?」みたいな一言があれば、話の種に送ってきたのだとわかるのだけど、余分な言葉は全然ありません。
まさか、本気にしてるってことはないよね・・・。

次の日、穏便な言葉で返信しようと思ったのですが、結局は「ぜってーありえねー。何あれ。おっかしー!」みたいな文になってしまいました。

金、土、日が5回ずつあるのは全然珍しくない。
31日ある月で、ついたちが金曜日だったら、金、土、日が5回になる。
10月に限定しても、確率は7分の1。7年に一回くらいはあるはずだ。
それに、200年以上前に、中国が太陽暦だったのは不自然。

などとメールした後、ふと、携帯のカレンダー機能に目がとまりました。
これで調べてみようかな? と思い、カレンダーをひと月ずつめくってみました。

最初は、金、土、日が5回ある月を探していたのですが、そのうち「いったいどこまでめくれるんだろう?」と疑問がわき、とにかくどんどんめくっていきました。

で、

めくってもめくっても出てくるのでそれにも飽きて、携帯を放り出し、昼寝をしてしまいました。


ついに金運が高まらなかった10月の思い出です。

クリスマスなのに2010年12月24日 22時54分47秒

ろくな話題がない。

コワイ話ならあるぞ。

座敷を横切りながら、ふと、カニゴンのクッションを見ると、爪の先くらいの大きさの何かがついていた。
夫がらモンに、
「ダニみたいなのがついてる。ウンコかも」と言って、台所の用事をしていた。

すると、
「うわー! ウンコじゃない! ダニじゃない! コワイ!」
というがらモンの叫び声が・・・。

「ほらほら見てみて」と、つまんで持ってきた物は・・・
小さなぷつぷつ。
なにかのタマゴです。
おそらく、ダニ。

「きゃー! コワイ! 持ってないで早くテープに貼って!」
県民大会でゼッケンを貼った透明テープが、うちにはまだいっぱいあるのです。

がらモンはテープに向かって走り、私はルーペに向かって走った。
「どれどれ、見てみようではないか」
もうね、見るだけでも全身カユイ。
いったい何百個の集合体なのか。
これが全部孵化したら・・・ああ・・・・カユイカユイ。

だけど、どういう条件下で孵化するのかしら???
観察しようかな、と一瞬思ったが、カユすぎて却下。

コワイので、写真も撮りませんでした。

イブの日の喧嘩2010年12月25日 23時05分53秒

昨日のことでございます。
夫がらモンは会社の忘年会だし、一人で夕食のうどんをすすっておりました。
ぴろぴろ・・・
メールは実家の姉からでした。

「じゃがたら和尚って言葉を知ってる?」
知らないなあ。
「私の頭の中にはあるのよ。だけど、お父さんが『そんな言葉はない!』と言って怒るから『絶対ある!』って喧嘩になってる」


還暦を迎えた娘と、その父親が、クリスマスイブにじゃがたら和尚で喧嘩ですか。
よかった、私がそこにいなくて。
私がそこにいたら、三つどもえの大喧嘩になっていましたよ。
しかも原因はじゃがたら和尚。誰だよおまえ。


最初は、聞いたことがない、と思っていたのですが、頭の中で繰り返し「じゃがたら和尚、じゃがたら和尚・・・」と繰り返しているうちに、なんだか懐かしい響きのような気がしてきました。

「あっ! あれじゃない? どてかぼちゃどて子のお友達!」
「ちがう!」

どてかぼちゃどて子についてご説明いたしますと、小学生だった姉が、友達と即興の劇をして遊ぶときの名前です。
私は、その劇の観客だったのですが、劇が面白くて、のたうちまわるほど笑いころげていたものです。

「私の造語かな」
姉が行き詰まっているようなので、ネットで検索してみました。

すると・・・
父は知らない。
姉は知っている。
私は知っているような、いないような。
その理由がはっきりとわかりました。

じゃがたら和尚は・・・・「チロリン村とくるみの木」に登場したキャラクターだったのです。

それにしても、どういうきっかけで、姉の頭にじゃがたら和尚が出てきたのだろう。
イブの日の奇跡の一つだろうか?
おそるべし、じゃがたら和尚。