レーダー養成2006年09月24日 23時07分15秒

地域猫さん

ウルトラ団地の地域猫さんです。


友達が、音楽大学の調律科というところに入った。
クラスメイトには、「絶対音感」を持つ人が何人もいたそうだ。

たとえば、みんなで喫茶店でおしゃべりをしていて、ウエイトレスさんが飲み物を「かちゃ」とテーブルに置く。
その音階を言い当てる。
扉が「ぎい」と開く。
その音階を言い当てるのだという。

そんな珍しい話を聞いて感心していたのだが、私の母もそれに近いものがあった。

小学校の時に、ピアノの音を言い当てる授業を受けているのだ。
最初は単音、次に和音。

母は、「子供の時に訓練すれば誰でもわかるようになる」と言うのである。

何とまあ昔の小学校にはハイカラな授業があったもんでございましょう、と思っていたのだが、それは大間違い。

敵機の音を聞き分けられるように、日本中で子供たちを訓練した、ということらしい。
人間兵器、というか人間レーダーを養成するようなものですね。

人間レーダー養成授業が、どう実を結んだのかはわからない。
母の場合、歌の下手な歌手のものまねが、妙に上手なおばさんに成長していました。