津波雑感 22010年03月01日 23時20分40秒

子供の私に「津波は怖い!」という強烈な印象を与えたのは、「小松崎茂」であります。
小松崎茂は、雑誌の巻頭を飾る絵を描いていた画家さんだ。
子供だったから、絵と写真の区別がつかない。
本当のことなのか、空想上のことなのか、判断ができない。
とにかく、力のある絵を描く人でした。

雑誌の巻頭特集は「もし月が落ちてきたら」、というようなものだった。
地球上で起こるいろいろな被害が描かれていたが、その中の一枚が「百メートルの津波が来る」。
東京タワーにかぶさるような大波の絵! 
(東京タワーより高かったら百メートルじゃないやんか・・と気がついたのは最近のことです)
私は、関東地方に住んでいたので、「こんな大きな津波がきたら、うちまで届いてしまう・・・」と、怖くてたまらなかった。

あの絵を見たときの驚きや恐怖が、津波警報や注意報のたびに今でも甦るのです。

オリンピック雑感 22010年03月03日 23時26分56秒

冬のオリンピックも楽しかったです。
ショートトラックなんか、選手がころころ転んで、非常に面白い。
スノーボードで競争するのも、選手がころころ転んで、非常に面白い。
「あっあー! あーーーっ! ・・・あーあ」
と、やかましく観戦しておりました。

こんな競技、前はなかったなあ・・・と思うことも多いです。
誰がどうやってコースを作ったんだろう? その人に金メダルあげてよ、と思うのでした。モーグルとか、ハーフパイプとか、なんじゃらとか(競技名を覚えられない)。


新聞のコラムに「東京オリンピックのときにカラーテレビが普及した」と書いてあった。
いや、ちがうでしょー、と心で突っ込みながら読んでいたのですが、その後も同じ趣旨の文章に何度も出会った。
何でそんな間違いがまかり通るのか?と思い、一緒に憤ってもらおうと、聡明な友達に訴えた。
「東京オリンピックのときは白黒テレビだよね」
「いや、カラーでしょ。カラーで見た記憶があるよ」
あ、あり? 私の記憶違い?
いやいや、、、、高校の頃に読んでいた漫画「ホモホモセブン」に、安売りのカラーテレビを並んで買う、という場面があったはずだ。
だから、カラーテレビの普及は、1970年代だと思うのだ。
それにしても、どんな記憶も漫画と結びついているのがコワイ。

釈然としない私は、もう一人、聡明じゃない方の友達(おいおい)に聞いてみた。
「東京オリンピックのときは白黒テレビだよね」
「そうだよ」
おー! 一瞬で断言してくれましたよ。

「カラーだったっていう説があるんだけど」
「開会式と閉会式だけカラーで放送したのよ。カラー放送自体がほとんどなかった時代だから、カラーの受信機は全然普及していない。電器屋さんとかにはあったかもしれないけど。」
「カラーで見たっていう友達がいるよ」
「オリンピックの記録映画を、学校で見に行かされたからね。その記憶じゃないかな」
おおー!!!
すべての疑問が解け、溜飲も下がったのでありました。

デンジャラス・カード2010年03月05日 21時02分06秒

ブックオフに本を持ち込んだ。
お財布の中にずっと入っていた「ブックオフカード」を出すと、「このカードは今は使われておりません」と言われた。
そりゃそうだ。前回、本を売ったのは10年くらい前だったわ。

本の代金をもらって、そのお金でコミックスを買うことにした。
レジに並んでいると、前の人が「ツタヤカードはお持ちですか?」と聞かれていた。
お財布の中にずっと入っていた「ツタヤカード」の出番ですね。
意気揚々とカードを出すと、「このカードは2年前に期限が切れていますね」と言われた。
ツタヤにもずっと行っていなかったからなあ。

私の財布の中は、カードの墓場だったのね。
何年も、ゾンビなカードを持ち歩いていたとは・・・。

これでも、少し前に、クレジット機能のついたカードを減らした。

友達が、クレジット機能つきカードを落とし、それが使われてしまったと聞いたからだ。
私も、そのうちカードを落とすに決まっている。
リスクを少なくしなければ、と思ったのだ。

何年か前、あっちのスーパーでもこっちのデパートでも、カードを作らせようとしていた時期がある。
で、あっちでもこっちでも作っちゃったのだが、必要のないクレジット機能がついていた。
私の生活では、クレジットで買い物をすることは、ほとんどない。
だから、もし落としたとしても、落としたことに気がつかない。
友達も「何だか無いような気がしていたけど、特に困ったわけではなかった。どっかから出てくると思っていた」とのことだ。
しかし、一度は使われてしまった。
二度目に使われようとしたとき・・・・
なんと! 「今までの使われ方と違う!」とクレジット会社のコンピュータが判断して、ストップがかかったのだという。
それはすごい! と思うか、キモイ! と思うか、微妙なところだが、コンピュータの判断のおかげで、助かったのだ。

話は戻って、クレジット機能つきカードの解約は簡単だった。
カードの裏側に書いてある電話番号に電話して、「やめます」と言うだけ。
カードは勝手に処分したらそれでOK。

一枚だけ持っているクレジットカードの限度額も、電話一本で引下げてもらえた。

これで、財布ごと落としても、かなり被害は少なくてすむだろう。
財布は落とさなくても、バッグごと置き忘れることもあるし、ね。

安物買います2010年03月08日 22時26分44秒

きれいなうろこ雲が空いっぱいに出ていました。
次の日は雨でした。
こんな空でした

余計なものはいっぱいあるのに、やかんがなかったわが家。
前のやかんは、ピーピー鳴る笛が壊れて、漏るようになったので捨てたのでした。

しばらく片手なべでお湯を沸かしていましたが、このたび、安いやかんを購入しました。
ピーピー笛がついているし、蓋が大きめで中も洗いやすそうで気に入ったのです。

でも、このやかん、安いだけのことはあるお見事なやかんだったと、数日後に深く納得することになりました。
注ぎ口と上部の蓋をきちんと閉めないとピーピー言わないのですが、上部の蓋を開閉するにはコツが必要なのです。
注ぎ口の蓋のほうも、開閉が不自由で、沸かしたお湯を注ごうとすると、蓋が勝手に閉まってしまいます。

お見事なやかんだわ。
いつまで使えるかわからないです。
次回はもう少しまともなやかんを買いたいな。

今使っているガスコンロも、非常に安かったのでして、やはり安いだけのことはある素晴らしいシロモノ。
第一に、五徳がすぐ外れる。
なべを下ろそうとすると、五徳がいっしょにくっついてくるという困りものです。
第二に、塗装がめちゃ悪い。
拭いてもきれいにならず、汚れが確実に蓄積していきます。
次回はまともなコンロを買わないと、危険です。
年も取ってきますので、安全性を考慮に入れないといけません。
塗装の質はともかく、五徳が外れないものがいいなあ。
お店でちゃんと聞かないと。
「これは、なべと一緒に五徳が外れますか」って。
店員さんの困惑顔が今から想像できます・・・。

大活躍2010年03月10日 00時18分52秒

去年の4月、団地の当番委員が回ってきて、それから1年、役員会に出たり餅つきを手伝ったりしていたのですが、任期もあと少しで終わりです。
これであと10年くらいは、当番委員をやらなくてもいいのです。

・・・あと10年経って、委員が回ってきた頃には、私はどうなっているのかな?

当番委員は、あれこれ役目をおおせつかりますが、団地の夏祭りで、私は焼きそば係だったのです。
その日は、「今日は晩御飯作らない! 焼きそば買う!」と決めている団地住人も多いほど、一番人気の出店が焼きそばです。

朝から集まってたまねぎ、ニンジン、ピーマン、キャベツなど野菜を切るところから始まって、焼くのは夕方から。鉄板2枚で交互にできあがるようにします。
60キロ(だったかな?)の麺が無くなるまで、焼いて焼いて焼きまくり、完売したときには、へろへろに疲れていました。

夏祭りのプログラムは、すでに終盤。
抽選会が始まっていました。
あらかじめ配られていた抽選券に数字が書かれています。
「どうせ当たらないよ・・・」
と、会場の端っこで座っていました。
「あー、もう動けない。10年経って、また焼きそば係になったらどうしよう。今でもこんなにきついんだから、10年後は全然できないんじゃないかな。だけど、ほかの係も大変そうだな・・・」
ぼんやり考えているところに、「○○番」と当たり番号が呼ばれました。
手元の抽選券を見ると、呼ばれた数字ではありませんか。
「○○番の人、いませんか?」
名乗り出なければ、また抽選するのです。
「います います」
駆け寄ろうとしても、疲れていて足が動かない。
「いなければ、次の番号・・・」
「わー! 待って待って! ○○番ですー」

スローモーションのような必死のダッシュで手に入れたのが、これ。
ホットサンドメーカーでした。
ホットサンド焼き器

メチャクチャちゃちい。
オン・オフスイッチもなし。
コンセントに差し込むとオン、コンセントを抜くとオフ。
だけど、これが、こんなに重宝だとは!

年末にがらモンが怪我をして、そのあと、口を大きく開けることができなくなったのです。
固いものも噛めないし、さあ、どうしよう、何を食べさせたらいいの?と悩んだときに思い出したのが、このホットサンドメーカー。
ペタンコになるホットサンドなら食べられる。
食べやすさが義母にも受けたので、調子に乗って毎日毎日ホットサンドを作っています。

夏祭りのあと、数回使ったものの、すぐに飽きてキッチンの邪魔者になっていたのに、突然の大抜擢ですよ。
人の人生も何があるかわからないけど、ホットサンドメーカーの人生も、何があるかわからないものですね。

がらモンの口は、リハビリの結果、上下に5cm開くようになり、完治しました。