商標登録への道(後編) ― 2006年01月25日 23時35分46秒
さて、外務省をお騒がせしたりしながら、なんとか特許室にたどりついた。
パソコンが何台もある、きれいで静かなオフィスだ。
そこで、係の女性から、書類作成の説明を受けた。
私は勝手に、「行けば書類があって、提出できる」のだと思っていた。しかし、私が自力で書類を作って、自力で郵送するのだという。
どうりで「そちらにうかがいたいのですが、必要な物はありますか?」と聞いたとき、
「何もありません」
「へ? 印鑑とかお金とかは?」
「何もいりません」というやりとりがあったわけである。
さて、その提出書類であるが、実に細かく決まり事がある。
1.一太郎かWordで作成すること
2.A4サイズ。
3.1行36文字×29行、10~12ポイント。
4.上は6㎝、左右と下は2㎝の余白。
5.かっこは【】を使う。などなど。
「何でそれでなくちゃいけないの?」と言いたくなる細かい決まりがどんどん出てくるが、突っ込んでいるヒマはない。メモを取りつつ説明を聞く。
手数料は、一つの出願につき、基本料が6,000円プラス商品の分類ひとつにつき15,000円。つまり最低21,000円の印紙を貼る。
「たんすにジュゴン」の場合、布製身の回り品という漠然とした分類にして、最低料金で行かせていただくことにした。
うちに戻り、ぱぱっと書類を作り、ぴゃっと郵便局に行って指定の印紙を買って貼り、書留で特許庁に送った。
ああ、間に合った。
ちょっと、あせったもんね。
なぜなら、1月15日には、米軍再編反対の意見広告として、新聞に「たんすにジュゴンプロジェクト」の名前が出てしまうからだ。
こんなにすばらしいネーミングだもの。めざとい人は放っておかないにちがいない。
というわけで、「たんすにジュゴン」の名前を、人に取られる心配はなくなりました。
さて、米軍再編反対の意見広告なんですが、こんなにちっちゃい字があるのかと思うくらいちーーーーっちゃい字で載っていて、自分でも見つけられないくらいだったんです。
あせらなくてもよかったかも・・。
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