おばさんの習性Ⅱ2006年07月24日 19時57分08秒

昨日、仏壇・お墓関係のお集まりがありました。
会場で、お坊さんのお経を聞いて、みんなで折詰を食べる、という企画。

注文してあった折詰と、お供え用重箱(紙製重箱)とお餅入り重箱が二つずつ、アルミ容器に入ったゴーヤーの和え物(弁当やさんがオマケにくれた)を会場に運び込みました。

(食べる物、いっぱいあるなあ・・)
と思ったのですが、状況が読めていなかった。
参加のおばさまたちが、それぞれ何かを持ってくるではありませんか。

大きな籠いっぱいのサーターアンダギー。
てんぷらがぎっしり詰まった箱。
りんご、オレンジ多数。こんな巨大な房は見たことない立派なバナナ2房。
別のおばさまが持ってきた普通のバナナ2袋。
別のおばさまが持ってきたりんご、オレンジ数個。
クッキーみたいなお菓子2種類が7つずつ。
落雁や焼き菓子のいろんな種類が箱いっぱい。

それぞれが、お盆やお皿に入れられて、見事な飾り物になりました。

お経と焼香が終わるとお食事ですが、全員揃って挨拶を聞いてから・・・などというシステムではないようで、席に着いた人から食べています。

一応ウチが主催者なので、私は(お供えした山のような果物とお菓子と折詰、余ったら持って帰らなくてはいけないのだろうか・・・こんなにたくさん食べられないよ・・・)と内心では^^;←こんな顔になっていました。

一人のおばさまが巨大なバナナの房から、4、5本もぎり取ってくれました。
「ばるタン、帰ったら仏壇に、これウサゲなさいね」
「はいっ」
別のおばさまが、別のバナナを出して
「それはダメ! それはもうウサゲたのだから、こっちにしなさい! これをウサゲなさい」
「はっはいっ!」

「あいっ、何でねー、これをウサゲたらいいさー」
「それはだめさー!」
「これでいいさー!」
「ウサゲたんだのに!」
「スーパーに電話して小分けする前のを買ったのに!」
「はいはいっ! そうしますっ!(意味のない、いいお返事) あのー、でもー、うちにもバナナありますけど(腐れかけ)」
「じゃあいいさー、それで」
いいのかよ!

と、言っている間に、ほかのおばさまたちはもう帰る準備をしていて、しかも、お菓子、果物、重箱のお料理、お餅を目いっぱいそれぞれのビニール袋に入れていくのです。
バナナはもぎ取る係のおばさまがいて、もぎっては配給していきます。
手つかずの折詰も、「おいしかったさー。上等さー。留守番の○○に持っていこうねー」などと、どんどん引き取られていきました。

結局、テーブルに残っていたのは、がらモンと私の分の折詰と、「これは使わなかった。ウサゲなくていいから持って帰って捨てなさい」と言われた白玉団子だけ。

よかった~^^
でも、おいしそうなサーターアンダギーだったから、一個くらい食べてもよかったかな~^^;

おばさまたちは、人に物をあげることにも、物を持って帰ることにも、見事にパワーを発揮できるんだな~と感心いたしました。めでたしめでたし。