遠い日の思い出2005年12月03日 23時01分38秒

かなり昔、友達と一緒に、沖縄旅行をしたときの思い出です。

バスに乗るまでに時間があったので、海を見に行きました。

今では護岸ばかりになっている沖縄南部ですが、その頃は、どこにでも自然のままの真っ白い砂浜や岩場があり、美しい青い海を見渡すことができました。

私たちは岩に座り、うっとりと青い透き通った海を見ていました。

するとそこに、鉢巻きをしたオヤジが手押しの一輪車に生ゴミを満載して運んできて、美しい海に生ゴミをぶちまけたのです。
私たちはびっくりして声も出ません。
オヤジは何事もなかったように、空の一輪車を押して鼻歌を歌いながら来た道を戻っていきます。

こんなきれいな海に、生ゴミを捨てるなんて!
ひどい、ひどすぎる!
なんて悪い人なの!
もっとほかに捨てるところがあるでしょうよ!
あるでしょう!
あ、ある?
あ・・・。

私たちは気がつきました。
ここにはきれいな海しかないということに。

生ゴミを捨てるにふさわしい、きちゃない海なんかどこにもないのです。
観光客の私たちからすれば、「この世のものとは思えないほどきれいな宝石のような海」でしたが、生活している人からすれば、「海」でしかありません。

生ゴミを海に捨てるのは、まあまあオッケーだった、プラ容器なんかない時代の思い出です。

コメント

_ 桃太郎 ― 2005年12月04日 17時51分22秒

昔、海のそばに住んでいました
ごみは砂浜に埋めていました
焼くゴミは焼いて、みかんの皮や野菜は
ヤギにあげていました
魚のアラは海に投げてました
ゴミの日なんてなかったな

_ みんと ― 2005年12月04日 18時33分41秒

プラ容器がなかったら、世の中のゴミ問題もまた違った方向にすすんでいってたような気がしますね。あい。それと石油問題も。
ゾウさんがスズメ連れて、「タンスにジュゴン」を買いにいきましたので。

_ ばるタン ― 2005年12月04日 22時37分52秒

>桃太郎さん
おおー、完全に循環していますね。
今から思えば理想の暮らしが普通の暮らしだったのね。
そういえば昔は、町内におばけやしきはあったけど、ゴミやしきはなかったな。

>みんとさん
スーパーではなるべくプラ容器を避けるようにしているんだけど、なかなか難しいです。
沖縄にはビン入りマヨネーズがあるのですが、ワタシのおくちには合わないの。
「たんすにジュゴン」を買うためにへのこに行ったの?
スズメとジュゴンを物々交換?ゾウアザラシが?
(事態が飲み込めていない・・)

_ pyo ― 2005年12月05日 10時19分45秒

ビン入りマヨネーズ…もしかしてエゴーの「サラダドレッシング」ですか?(^^;
わたしもあれをマヨネーズだと思って育ったクチです。
そしてさらに、ホリデーマーガリンを「バター」だと思って育ったクチです。
あ、話がズレた?

ゴミ…先日、母が魚のアラを庭に埋めてる現場を発見・現行犯逮捕いたしました。
「魚は埋めて肥料にするものだ!」と言い張ってたけど
隣に10数匹のネコがいるし、我が家にもイタズラ盛りの犬がいるし、ばーちゃんが掘る深さなんて簡単に掘り返されます。(ためいき)

_ ばるタン ― 2005年12月06日 01時43分15秒

そうそうそれです!
私は、マヨネーズ=クリーム状  ドレッシング=液体  と思っていたので、これはマヨネーズ?ドレッシング? と混乱しました。
ホリデーマーガリンもエゴードレッシングも、テスターコーヒーも沖縄に来なければお目にかかっていないはず。

お隣の10数匹の猫・・・猫屋敷ですか・・?

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