サツマイモらぶ2007年10月08日 02時53分44秒

かご猫

県民大会関連の記事をしつこく書きます。

高校生たちの間を、こんなメールが飛び交っていたのだそうです。
「将来の自分の子どもや孫のためにも、この大会に参加して、戦争の悲惨さを伝えていきましょう」と。

チェーンメールというものが、イマイチよくわからないワタクシですが、高校生のみなさん、なんかすごいぞ、と思いました。




話は変わって、
今、サツマイモが非常においしいんですよ。

私のマイブームは、サツマイモをさいの目に切ってご飯に炊き込むことです。
ご飯にちょっと塩を入れると、サツマイモの甘さが引き立って、ばくばく食べてしまいます。

食べながら「栗よりうまい十三里半」という昔のキャッチフレーズが頭をよぎりました。

「栗(九里)」と「より(四里)」を足して十三里、それより上だから十三里半という謎解きのようなセンスには脱帽致します。

だけど、昔のサツマイモは、今よりずっと甘くなくて繊維質であくが強かったことでしょうね。


子どもの頃に読んだ、白土三平のマンガ(「ワタリ」かな?「カムイ外伝」かな?)の一場面。

男の人が、畑から掘り出したサツマイモに食らいつく。「う、うまい!」
サツマイモを両手に握りしめ、「やっとできた! 荒れた土地でもできる! これさえあればもう飢えなくてすむ!」と大喜びしていると、流れ弾に当たって死んでしまうのです。

子供心にショックでした。
これからも飢えが続くのか・・・とがっかりしました。(サツマイモ、大好きだし・・・)

でも、今になって考えると、なんと示唆に富む場面だったことか。

戦争=飢える という現実を教えられた小学生でした。

コメント

_ KIRICKLAND ― 2007年10月08日 06時53分08秒

昨夜から雨で、いつもの月曜日と同じ時間に目覚ましが鳴り、散歩代わりにネットを開きました。おはようございます。
9里よりうまい13里半、半がつくことがあるんですね。13里までは見聞きしますが、半は知りませんでした。
『ワタリ』も『カムイ』も8年前、土石流が起きたほどの集中豪雨で納屋に浸水した際濡れてしまって処分しました。
ここの集落は日本のどこにもある谷あいの集落です。広島の場合、風化花崗岩と松枯れで地盤が弱く、いつ起きても不思議ではない災害のようです。米を作っていた父親の代では砂地のため水の管理が大変でしたが、きっとさつま芋はよく育つのではないでしょうか。休耕田転じて畑を残してくれましたが、ちょっと野良仕事をするとすぐ熱中症になるなど、父は息子を育てるのに失敗したようですが。

琉大で少林寺か空手の段位を取ったカミさんが(両方初段)カムイのファンです。松山ケンイチ君が実写版の主役だといったらすごいブーイング?でした。

_ ばるタン ― 2007年10月08日 11時17分46秒

>KIRICKLANDさん

昔は、栗の方がはるかに甘かったのでしょうね。
だからこんなコピーができたのだと思います。
今のサツマイモは「お前は自分のことをお菓子だと思ってるのか?」といびりたくなるほど甘いです。

カムイ外伝で、抜け忍犬(←間抜けな犬ではないですよ。忍犬として仕込まれた犬が組織を抜けているのですよ。皆様)が出てきたお話に、子供心にしびれました。
最後に犬がリンドウの花を踏み折って、カムイについていく場面に、のたうちまわるほど感動したんですが、結局はただの犬好きなだけかも。

_ こなみ ― 2007年10月08日 21時47分04秒

ばるタンさん、さつまいもの茎が美味しいというのは、ご存じでしょうか?

茎をのすじを取り(蕗のすじを取るように)、2,3㎝の長さに切って、濃い口醤油、砂糖、酒で炊きあげると、ご飯に合う、佃煮になります。

この料理は、母に教わったものです。
戦時中の食糧難の時に作ったようですが、美味しいので、母は気に入っていて、畑を借りてさつまいもを栽培していたとき、作ってくれました。
もし、芋掘りなどの機会があって、茎が手にはいるようでしたら、ぜひお試し下さいね。

_ ばるタン ― 2007年10月08日 23時51分17秒

>こなみさん

もしかしてそれは、沖縄で「カンダバー」と呼んでいるものではないだろうか。
イモのツルだと聞いたことがあります。
おみそ汁に入れたり、炒めたりして使いますが、私はあまり食べていなかったなあ。
スーパーで見かけたら買いますね。
沖縄は佃煮文化や漬け物文化は発達していないような気が・・・。

_ こなみ ― 2007年10月09日 08時16分14秒

ばるタンさん

そうです!「茎」ではなく「ツル」です!!(日本語がいい加減で申し訳ありません。。。)  なんといっても、繊維がたっぷり!

沖縄の温度や湿度に、佃煮や漬け物は、適していないからでしょうか?
たしかに、見かけないですね。

_ ばるタン ― 2007年10月09日 22時12分33秒

>こなみさん

沖縄では、冬に地面が凍ることがないので、保存食が必要なかったのだと思います。漬け物も発酵して別物になってしまいますからね^^

_ KIRICKLAND ― 2007年10月09日 23時40分12秒

6日と8日の朝日新聞広島版に載っていた記事です。ともに沖縄の「集団自決」にまつわるものです。
一つは3月にあった沖縄尚学高校・高校生平和サミットに参加し、読谷村のチビチリガマを訪れたことがきっかけで学園祭に劇を発表した福山市の盈進中学高等学校の女子生徒について。
もう一つが「9月末に沖縄で開かれた検定意見撤回を求める県民大会で沖縄の高校生が『わたしたちは真実を学びたい』とのメッセージを読み上げたことに感動し、急きょ準備した」広島市の安田女子高校の、社会学研究部の文化祭(沖縄の高校生が書いたメッセージや関連する新聞記事の)展示について。記事を以下に引用します。

「沖縄の高校生の思いを私たちの学校でも伝えたい」と2年生の○○○○部長が送った手紙に返信した真和志高校インターメディア部からのメッセージを展示。同部は県民大会をビデオで記録したといい、メッセージは「この問題は、内地(本土)であまり取り上げられないということを聞いてすごく悲しい気持ちでした。(中略)みなさんが積極的に『集団自決』について取り組むということで、すごく嬉しいし、感動しました」と書かれていた。
2年生の○○○○副部長は「私たちが原爆のことを県外の高校生に伝えるときと同じような疎外感を沖縄の生徒も感じていると知った。メッセージに励まされました」と話した。

地元紙には関連する記事がほかにもあるかもしれませんが、調べておりませんので「芋づる式」とはまいりません。お後がよろしいようで?

_ ばるタン ― 2007年10月10日 00時58分13秒

>KIRICKLANDさん

ニュースで流れる県民大会の様子は、多くの人の心に届いたと思いますが、すぐさま行動してくださる若い方々の存在はとても頼もしいです。
若い人たちは、メールを使ってどんどんお友達になれるのですね。

そんな若い人たちのために、大人たちはもっともっとがんばらなくてはいけませんね。

記事の紹介ありがとうございました^^上等のお芋でした~

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