OH! CRAZY!2006年12月07日 11時34分18秒

12月6日夕刊

昨日の夕刊の見出しでございます。

アメリカにミサイルが飛んでいくのがわかったら、日本から撃ち落とせとのことです。

先日、国会議員の誰だったか忘れましたが(あとでわかったら名前を出します)「同盟国へ向かうミサイルを日本が思いやりで追撃するのはアリだよね」みたいな発言がありました。
で、そのときは「憲法上ビミョー」と言われておりました。(意訳^^;

それを新聞で読んで、こんな正真正銘の馬鹿が議員をやっているのね、とマイナスに感動し、クラクラしました。

パトリオット配備に関しても、核兵器保有論議にしても、そこにあるのは言葉だけです。
現実にそれを使ったときにどうなるのか、誰の上に落ちて、その結果どうなるのかを一切考えていない言葉だけが無駄に使われているように思います。

しかも、できっこないことをよく言うわ、世界に冠たる軍事力のアメリカでさえ、ペンタゴンを守りきれなかったではありませんか。
と、その時はスルーして記事に書きませんでした。


ローレス国防副次官の言い分はこうですよ。
「ミサイルが米国に向かうことが明らかで、日本がそれを撃ち落とせるのに落とさないのはクレージーだ。それは日米同盟ではない」

おおお~、クレージーと言われてますよ。
新聞の見出しに、こんなに大きくクレージーという言葉が出てしまいましたよ。

キューマ防衛庁長官は「技術的に無理」と言っています。


でもね、ローレスさんが言いたいことは違うのよ。
技術的に無理だということは百も承知、ほんとに撃ち落とせると思っている人なんかいません。

また得意の意訳をやりますと、
「アメリカのミサイルシステムを日本がもっともっと買いやがれ。俺様とつながりのある会社を儲けさせないのはクレージーだぜ。そのために憲法でもなんでも変えるんだ」

さらに、
「ミサイルシステムを買ってくれたらリベートを渡すのに、買わないのはクレージーだ。消費税をもっと上げて国民からしぼりとれ」

あ、あの、それこそクレージーの見本、クレージーの濃縮エキスでは????

食卓の迷宮 番外編2006年12月08日 09時57分32秒

小学校の時の思い出です。


子供会主催で映画鑑賞会があった。
動物の映画と、鉄腕アトムの二本立てで、みんなこぞって参加した。

アトムの映画と言ってもですね、カラーの映画版アトム(短編)と、テレビですでに放送された白黒の番組を無理やりつなぎ合わせたようなものだった。
「あー、これテレビで見たことあるー」「あー、白黒になっちゃったー」と一瞬騒いだ子供たちも、すぐさま画面に釘付けですよ。

まあ、そんな時代です。(←いつだよ~、戦前か? 国民学校か?というつっこみは無視)

映画の合間に休憩時間があった。
みんな、ガサガサとお弁当やおにぎりやサンドイッチを出して食べ始めた。

え???
これってドッキリ???(←そんな番組、当時はもちろんありません)

いったいどういう行き違いがあったのか、今となってはわからない。
私一人だけが、食べる物を持っていなかったのだ。

映画館は、徒歩で来られる白鳥座だし、お金も持っていない。
たとえお金を持っていたにしても、イナカの小学生の私にはなすすべもなかっただろう。

しかたないので、前を向いてじっとしていた。
食べる物がないということを、誰にも気づかれませんように・・・と願った。
恥ずかしい、悲しい、重い気持ちで時間の過ぎるのを待った。

「あれー?? ばるタン、お弁当持ってないのー?」

バレバレだったか・・・。

声をかけてきた友達は、小さな妹とおかあさんが一緒に来ていた。
友達のおかあさんは、何も聞かず何も言わず、持っていたあんパンを私に一個持たせてくれた。

ああ、私はちゃんとお礼が言えたのだろうか。
私の性格上、口ごもるのが関の山だったはずだ。


あんパンはおいしかった。
涙目の私は、いつまでもいつまでもあんパンがなくならないように、一噛みを限りなく小さくして、大事に大事に食べた。


これが私の、「みんなには食べる物があるのに、私にはなかった非常事態」の思い出だ。
同時に、「みんなには食べる物があって、私にはなかったけど、分けてもらえた」という生涯忘れられない思い出だ。


もし、タイムマシンがあったら、あの瞬間にもどりたい。
そして、きちんとお礼が言いたいと思う。
トシオちゃんのおかあさん。

沖縄の本と硫黄島の映画2006年12月09日 23時44分42秒

沖縄の戦い

実家に行くときの飛行機で、乗り合わせた男性が読んでいた本です。
座席に座ったとたんにこの本を開き、離陸の瞬間も、配られた飲み物を手にしても、着陸のときも、読んでおられました。
時々ページを遡って読み返していて、そうしているうちに眉間の皺がどんどん深くなっていくのでした。
読み疲れたのかな、内容が辛いのかな、おそらく両方なんだろうな、ってずっと見てたのかよ!ワタシ。

図書館にあったので借りてみました。

読みやすい、わかりやすい、とてもいい本でした。
太平洋戦争が始まってから沖縄戦に至るまでの説明も、数ページですが、すんなり理解できるように書かれています。
戦場で逃げまどっていた人たちのことを、決して忘れることなく書かれた文章だと思いました。
だからこそ、頷きながら素直に読むことができたのではないでしょうか。

「図説 沖縄の闘い」 太平洋戦争研究会:編 
河出書房新社



今日は、「父親たちの星条旗」を観てきました。

こちらもまた、頷きながら素直に観ることができる、いい映画でした。
良くも悪くも必ず感じるアメリカ映画のアメリカっぽさが、まったくありません。
アメリカの戦争映画だということで、ちょっと身構えていたのですが、一瞬で身構え解除。

始まったばかりの「硫黄島からの手紙」も必ず観に行きます。
クリント・イーストウッド監督の映画も、ビデオを借りてきてみんな観たいと思いました。



今日はですね、非常に珍しく、定価で映画を観ましたよ。
そのかわり、飲み物一つ買いません。水筒とお弁当持参でした~。

食卓の迷宮 その32006年12月10日 23時49分49秒

食卓の迷宮番外編で、食べる物がなかった思い出を書きました。

私が食べ物で困った経験といったら、あの程度です。
あれっぽっちです。

経験値ゼロと言ってもいいでしょう。

「急な残業になっちゃった。夕飯食べてないからお腹空いたなあ・・・」
という瞬間なら誰にでもあるかと思います。

でも、コンビニに入れば食べる物をいくらでもゲットすることができます。
うちに帰れば買い置きのカップ麺一つくらいはあるでしょう。

お腹がすいたけど、食べる物がどこにもない、お店にもないので買えない、という思いをしたことは、ただの一度もないのです。

逆に、お腹がいっぱいで苦しくて、食べる前を懐かしむことなら時々あります。

こんなに食べ物が豊富な時代は、日本の歴史が始まって以来、初めて直面した事態だと思います。

昭和の初期には東北地方が凶作で大変だったし、戦中、戦後は言うに及びません。

食べる物がなくて、痩せている子どもを見るのはつらいです。
子どもや家族にひもじい思いをさせたくない、その気持ちは何一つ間違っていません。
だからこそ、つい、「かめーかめー攻撃(食べなさい食べなさい攻撃)」をしてしまうのです。
これは、沖縄のオバーの専売特許ではありません。
日本中どこの人でも、親戚の家で無理やりあれこれ食べさせられたり、お土産に持たされた経験があるはずです。

確かに、食べ物はないよりある方がいいです。
でも、必要以上にあると、残飯になりますし、食材だったら使われないまま腐ります。

このあたりのことを、kijimunaさんと同時進行で書いていきたいと思いますわ。


私の友達(宮古島出身)は、「小学校の頃までは主食がイモだったよ」と話してくれたことがあります。

えええ~っ! あなたは歴史上の人物だったのか??? と非常に感動しました。

大きな台風が立て続けに来たことがあって、友達の家も吹き飛んで、かろうじて残っていた馬小屋に住んでいた、と言うのです。
馬小屋って・・・やっぱりあなたはただものではなかったのね・・・キリスト、聖徳太子、友達が馬小屋つながりになってしまいました。

これがジュゴンだ!2006年12月11日 20時33分22秒

来年の辺野古ピースミュージックフェスタは、なんだかすごそう・・・。
東京・大阪のプレイベントからとんでもないことになってます。

それに、なんともかっこいいジュゴンのイラストですね!

いつもいつも、かっこわるい二等身のかわいいジュゴンの絵ばかり見ているので、「うわ~ぉ~♪」となりました。


本物のジュゴンの写真をみんとさんがアップしておりますよ。
ジュゴンとは関係ないですが、妙においしそうな食べ物が並んでいますね。
デザートもてんこ盛りではありませんか!
参加者全員が何か持っていったのね、きっと^^



先日見た映画、「父親たちの星条旗」に出てきた硫黄島は、岩と土しかない島でした。

先日のテレビドラマ「硫黄島の郵便配達」で、現在の硫黄島が映りました。
砲弾と火炎放射器で全ての緑が焼き払われていた島に、緑が戻っていました。

硫黄島は地球から見ると小さい島ですが、その島の樹木たちも温暖化を防ぐ役割を担ってくれていると思います。

戦争にどんな大義名分があろうと、その代償は焼けただれた大地や瓦礫の山です。

戦争で家族を失い、自らも傷ついた人たちが、「そういう教育だったから・・・それしか情報がなかったから・・・」と肩を落とす・・・戦争体験者の証言で、よく目にする姿です。

教育基本法が変えられようとしていますが、大事なことですのでもっと審議を尽くしてほしいと思います。
「徹底審議をしてね」署名はこちらでできますよ。
私が10日の夜に署名したときは4千人をちょっと超えたあたりでした~。
http://www.fleic.dyndns.org/cgi-bin/appeal1206.cgi