お歳暮でおめでとう ― 2007年01月02日 23時51分33秒
曇り時々雨、という予報は大幅にはずれ、元日も今日も穏やかなお天気です。
陽が出ると暑いくらいです。
車で移動している人は、クーラーを入れていることでしょう。
元日に、夫がらモンは親戚回りに行きました。
親戚のおうちに持っていく物は、私が勝手に選んでいます。
乾物屋さんの友達がいるので、そのお店で買うのです。
スーパーで買うと、どんなものでも必ず箱に入っていますが、そこでは包装紙だけで包んでくれます。
「のしは、お歳暮でいいですか?」
「はい、お歳暮で」
新年の親戚回りに、持っていくのが「お歳暮」。
沖縄に来た当初、「????」となったことの一つです。
新年になったら、持っていくものは「お年賀」だと思っておりましたので、年始回りに「お歳暮」を持っていくなんて、失礼ではないのだろうか・・・と心配しました。
でも、沖縄ではそんなこと気にする人は誰もいません。
新年に「お中元」を持っていっても気にしないだろうと思われます。
だいたい沖縄では、「お世話になった方に、お中元とお歳暮」という考え方がありません。
(ないことはないですが・・・)
ですが、ある時期になると、デパートもスーパーも、お中元やお歳暮商品のスペースをどどーんと作ります。
そしてどんどん売れていく。
基本的な考え方は、仏壇のお供えなんです。
お盆の時は「お中元」ののし、お正月には「お歳暮」ののしがついていますが、どれも全部「お供え」です。
わが家のちっちゃい仏壇にも、お歳暮が一つ届いた元日でした。
沖縄のすべてのご先祖様、どうか沖縄を守ってくださいね。
ハチミツ漬け ― 2007年01月04日 21時35分58秒
沖縄ではあまり見かけない「かりん」をスーパーで見つけました。
以前、かりん入りハチミツの小さな瓶を買ったことがあります。
値段は忘れましたが、ちょっとお高かったような記憶が・・・。
高かったので、もったいないからめちゃくちゃ薄めて飲んだため、味の記憶がありません。
自分でハチミツに漬け込んだら好きなだけ飲めるではありませんか。
さらに、お買い得品ワゴン(売れ残り・はんぱ物ワゴン)で、ちっちゃくて見た目の悪いユズをゲットしました。
こちらは11個入っていて180円、買わずにはいられません。
これもハチミツに漬けました。
これでこの冬のドリンクはばっちりですよ。
しかし、10日ほど経つと、ショウジョウバエが増えてきてしまいました。
冬のショウジョウバエは危険です。
減塩梅干しが黴びた時もそうでした。
何かが悪くなると、ショウジョウバエが湧くのですね。
テーブルの上には、ハチミツ漬けの容器が並んでいます。
朝晩、ふたを開けてチェックしているのですが、黴びたり腐ったりしたらショックです。
あるとき、テーブルのそばを通りかかると、ショウジョウバエのみなさんが一斉に飛び上がるではありませんか。
急激に数が増えたような気がします。
何とか原因を突き止めなくては。
ショウジョウバエさんたちは、どの容器がお目当てなのかな????
かりん? ユズ?
悪くなっているのは、どっち???
息をひそめて、飛び立ったショウジョウバエさんたちが戻ってくるのをじっと待ちました。
しばらくすると、1匹2匹と降りてきて、同じ容器に止まりました。
全員が同じ容器です。
「あ~・・・・」
それは、かりんハチミツでもユズハチミツでもありませんでした。
ユズの種とお酒を混ぜた、私の手作り化粧水でした。
あなたたちもきれいになりたいのねって違うか。
しょっちゅう顔に塗りたくっていましたけど、腐っていたのかな・・・。
夜の爆音 ― 2007年01月06日 23時15分55秒
昼寝をしてしまったので、夜になってから目がさえていました。
深夜3時頃、飛行機の爆音が次々に近づいてきて、頭の上を横切り遠ざかっていきました。
嘉手納基地から離陸したF15戦闘機や空中給油機です。
本国の戦闘訓練に参加するために、嘉手納を飛び立つのが深夜なのです。
この1年で、基地の騒音被害はますますひどくなっています。
ここは本島南部なので、今まで騒音被害を感じたことがありませんでした。
それなのに、最近は1日に何度か、戦闘機の音でテレビの音が聞こえない状態になります。
以前にはほとんどなかったことです。
基地の近くに暮らしている人たちからすると微々たる音なのはわかっています。
本島南部でもこうなのだから、嘉手納や普天間基地のそばの人たちは、いったいどんなひどい状況になっているのかとても心配です。
昨夜の騒音の最高値は91.5デシベルで、爆音は1時間以上続いたそうです。
負担軽減どころか、逆行しているという実感しかありません。
飛ぶものといえば、ショウジョウバエのことなんかをちまちま書いていたい私ですが、思いあまってF15戦闘機のことなんか書いてしまいましたよ。
捨てちゃった・・・ ― 2007年01月07日 23時52分09秒
お正月用に、ラフテー(みたいなもの)を作ろうと、三枚肉をゆでました。
ゆでたお鍋をそのままにしておくと、分厚い純白の層ができます。
三枚肉から出た油が冷えて固まるんですね。
下はお肉のスープ、上はラードの出来上がりです。
ラードはきちんと層になって浮いているので、きれいに採取できます。
で・・・・どうする?
昔はこれを大事にとっておいて、お料理に使ったのですよね。
私も使ってみたい気がします。
でも、疑問点がいくつかあります。
その1 昔の豚と今の豚は違う。
残飯を食べて育った豚と、配合飼料だけを食べて、早く大きく太るように育った豚とでは、出す油が違うだろうと思われます。
その2 昔の人と今の人は違う。
食用油がほとんど手に入らなかった時代の人と、飽食でメタボリックしている人とでは、とにかく根本的に違うに決まっています。
でも、現代の人の健康を助けてくれる油は、市販の食用油なのか、このラードなのか、私にはわからないのでした。
食べていいのか悪いのか。
食べるべきなのか避けるべきなのか。
そのうち誰かに教えてもらうことにして・・・とりあえず廃棄処分してしまいました。
「ああ~!もったいない!」と言いながら。
シャトラナイシェフ ― 2007年01月08日 23時55分39秒
世間にはシャトルシェフというものがあって、便利でガス代の節約になっているそうですね。
朝、内鍋を沸騰させて、魔法瓶のような外鍋に入れておく・・・夜には煮込まれた状態になっているのです。
余熱が続くので、煮込みつつ味が染みるというシステムです。
うちにはシャトルシェフがないのですが、シャトラナイシェフが大活躍していますよ。
昨夜も、ユズをママレードにするために、シャトラナイシェフにご登場願いました。
土鍋に薄切りユズとお水とお砂糖を入れて(ハチミツとリンゴ酢が瓶に少し残っていたのでそれもついでに入れ)沸騰させます。
沸騰したところで火を消してしまいます。
土鍋をバスタオルと新聞紙でくるんで放置。
朝には煮込まれた状態になっていました。
土鍋は元々温度が下がりにくいですし、タオルや新聞紙でくるむとますます下がりにくいのです。
シャトルシェフと同じシステムのシャトラナイシェフ。
これも、トイレのイタリア方式と同じく、姉に習ったことです。
お正月の黒豆も、このやり方で楽々仕上げることができましたよ。
朝になったらひとりでにできていた感じです。
ほんと、土鍋はエライです。
えっ? バスタオルもエライ? ああ、はいはい。
新聞紙もほめてほしい? ああ、エライエライ、よしよし。
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