テレビ番組のことなど ― 2007年04月01日 15時27分51秒
日本テレビが見られる地域の方、今晩遅くですがこんな番組がありますよ。
NNNドキュメント’07 「ジュゴンとオバァ ひきこもり青年が見た米軍再編」
25時50分から30分の番組です。
辺野古のテントで、ある時は人々に熱く語り、ある時は黙々と作業をしている青年、晋くんのドキュメンタリーみたいですね。
ジュゴンとカメのツーショットも映るかも知れませんよ。
沖縄では見られないのが残念ですが、そのうち変な時間にやったりしますので待ちましょう。
(真夏に「あけましておめでとうございます~」なんて言っていても、お昼に「ナイトなんとか」という番組をやっていても、全然驚きません)
食べると痩せる納豆問題で、総務省が出てきてしまいました。
耐震偽装のマンションのときには、政府が動かないのに。
騙されてマンションを買った人のことは放っておいて、納豆を買った人については必要以上に同情しているように見えます。
事実でないことを事実のように放送したのは問題だと言いますが、放送業界に政府が口出しするきっかけになってしまったのではないだろうか、と危惧しています。
何度も言いますが、納豆ですよ。
いくら買い占めても、納豆ですよ。
たとえ痩せなくても、食べて悪いものではありません。
買い占めた納豆を、着々と食べればいいだけの話です。
しかも、あの番組は「バラエティー」なのであって、見ていて楽しかったのではありませんか?
「いやあ、騙されちゃったなあ、何となくおかしいとは思ったんだ、はっはっは。よく考えたら、食べて痩せるって根本的に甘いよね」
と言って、終わりにすればいいことだったのではないでしょうか?
納豆の糸でじわじわと首を絞められるのはいやだなあ、と思うのであります。
赤紙はだめよ ― 2007年04月03日 23時42分26秒
憲法9条メッセージプロジェクトの講演会に行きました。
手品をしながら^^;熱くお話してくださったのは、安齋育郎 立命館大学教授です。
質疑応答で、こんな質問がありました。
「政府は徴兵をやろうとしていますか?」
安齋先生のお答え。
「当然やろうとしています。すでにいろいろとやり方を考えていると思いますが隠しています。決して『徴兵する』というようなことは言いません。今それを言ったら、若者たちが反発しますから」
戦争をやりたい政府だから、そりゃもう徴兵を考えているよね・・・・。げろげろ。
「硫黄島からの手紙」の、赤紙が来た場面を思い出し、白い割烹着アレルギーがますます強くなるではありませんか。
今日は、深夜に録画しておいた「ムーブ2007」というドキュメンタリー番組を見ていました。
長崎の小さな平和資料館で、掃除や受付、雑用をしている19歳のドイツ青年は兵役拒否者。
兵役の代わりに、社会奉仕(外国ならば11ヶ月間)をする義務のため、働いています。
ドイツでは18歳の青年には兵役がありますが、全18歳のうち4割がランダムに選ばれて入隊するのだそうです。
そして、4割のうち半数以上が兵役を拒否するとか。
「どうしてそんなに多くの人が兵役を拒否するの?」という質問に、
「知らない誰かを殺すことはできない」
「EUとしての考え方が主流になって、ドイツ国民という気持ちは薄れている」
と答える彼。
一日の仕事を終えた彼は、地元の若者とサッカーをしていました。
サッカーのお仲間は、「えーっ、ドイツって徴兵があるの?」とビックリしています。
「徴兵って、韓国とか北朝鮮のイメージしかなかった。日本じゃ全然考えられない」
むぐぐ・・。
国民は考えてなくても、政府はバッチリ考えているのだ・・・。
日本が徴兵制を導入するアカツキには、兵役拒否をする道も作られると思いますか?
徴兵制が始まるときは、今までの憲法を手放したときです。
私たちの自由も権利も、極端に制限されることでしょう。
ずいぶん前に、朝日新聞の歌壇に載った短歌を思い出しました。
「徴兵は命かけても阻むべし 母 祖母 おみな牢に満つとも」
防空壕 ― 2007年04月04日 23時53分14秒
私の母は戦時中の女学生で、勤労奉仕のためにほとんど授業が受けられなかった世代です。
母の学年はおとなしい少女が多く、先生の言うことには「しかたない」と従っていたそうです。
でも、母たちの一学年上には、個性の強い少女が多かったとのこと。
たとえば。
朝礼で戦意高揚の歌を歌うときに起立しない。歌わない。
千人針を頼まれても、絶対にやらない。
良心的起立拒否、良心的千人針拒否をしていたのですね~。
沖縄に来る前のことですが、「近代日本美術の歴史」がテーマの展覧会に行きました。
明治から現代まで、その時代の代表作が展示されていました。
西洋絵画を必死で取り入れようとしている明治初期。
労働者の姿がキャンバスに現れる大正時代。
大御所も若造も、前衛とサイケに走った70年代。
どの時代も興味深かったのですが、使われる色がどーんと暗くなり描かれる姿がリアルになるのが戦争絵画です。
落下傘部隊の絵とか、山下大将が「イエスかノーか」と迫っている場面など、モノクロの写真としか思えません。
戦争絵画は、わかりやすい絵なのですが、やはり重苦しいです。
でも、その中に一枚、光がこぼれてくるような明るい絵がありました。
どこか南の国の乙女が、色とりどりに咲き乱れる花のアーチをくぐり、こちらに一歩足を踏み出したところの絵です。
美しい布を腰に巻いた清らかな乙女です。
色も内容も暗い絵を見てきたので、みんなその絵の前で足を止め、思わずにっこりしてしまうのでした。
で、ふと気がつくわけです。
「あり? これが戦争絵画? ここは戦争絵画のコーナーだよね・・・」
近づいて、絵の題名が書かれたプレートを見ると、なんとその絵の題は「防空壕」。
どこが防空壕? お花のアーチの奥に、ちょっとだけ洞穴のようなものが見えなくもないですが・・・・。
もしかして、軍部から依頼されたのが「防空壕」の絵???
それで、描き上げたのが健康美あふれる乙女の絵????
良心的防空壕拒否ってか????
作者名は忘れてしまいましたが、あの生命力に満ちた乙女のことは忘れられません。
映画「ひめゆり」 ― 2007年04月05日 23時58分48秒
今日の桜坂劇場は混んでいました。
しかもご年輩の方ばかり。
9割が女性です。
ここが映画館だということを知らない人が見たら、ハイハイ学校かと思うかも・・・。
うふっ、ワタシって若いわ(ここでは)。
チケット売り場ではこんな感じです。
「ひめゆり」
「ひめゆり」
「ひめゆり」
「ひめゆり」
「魂萌え!」
「ひめゆり」
「ひめゆり」
「魂萌え!」
「ひめゆり」
もっと、若い人に見てほしいけどなあ。「ひめゆり」。
上映は明日(6日)までです。
尊敬してるよ ― 2007年04月07日 23時56分47秒
誰を尊敬しているか?と聞かれたら、
私は即座に答えるだろう。
「テロテアさん」と。
いつも穏やかでやさしい。
怒らない。
喧嘩なんかしたことない。
お気に入りの寝場所でも、すぐ譲る。
小さいものを必死で守ろうとする。
遺伝子操作は良くないと思うけど、テロテアさんの遺伝子なら話は別。
世界の首相、大統領、国を代表する人に注入したいと心から思う。
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